2017年04月の記事一覧

本や映画を旅するふくろうの日記帳

月別:2017年04月

veronica MARS  第4話 詐欺師をやっつけろ 

  • 投稿 2017/04/30 
  • 映画
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こんばんは、ふくろうです。
今日は『verinoca MARS』「第4話 詐欺師をやっつけろ」でございます。

ヴェロニカの親友のリリーは、時々回想シーンや妄想シーンで登場してきます。
面白い子ですね。
人なつっこくて、財閥を鼻にかけない感じに見えますね。すくなくともヴェロニカと親友なのは好感度です。

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いたるところでリリーが、例えば回想シーンとか、ダンカンの幻覚とかで
出てまいります。神出鬼没なんですねこのお姉さんは。

ヴェロニカも何かにつけて、リリーの思い出がフラッシュバックします。
リリーの亡くなった理由を納得できないヴェロニカです。

リリーは、もう亡くなっているいるので、各自の思い出の中にいます。
奔放な感じの子ですね。ダンカンと双子の姉ですが、両親の期待はダンカンに傾いていて、
リリーは弟と平等には扱われていないと思っています。
ダンカンは今のところ親の言いなりみたいに見えますよ。
成功者の二代目は何かと大変でしょうね。

ヴェロニカとは別れさせられたみたいです。
心に傷が残っているでしょう。

ところでヴェロニカ、リリー、ローガン、ダンカンの4人でリムジンの車中でパーティしています。
いけない4人組になっていますね。お酒は反則ですよ。
成長期ならね。
4人ともべろべろだとしたら、運転手付きですかね。
気になりますね。だれが運転していたのか。

この子らはあまやかされていて、危機感とかがないのかな。
経済的に苦労がないと、お金の使い方がわからなくなることもありますね。
この中でヴェロニカだけは労働しています。
一番普通の経済感覚を持っていると思います。

さて今回はウォレスの友達のジョージアという女の子が詐欺にあいます。

これねえ、騙されるほうも、どうして?騙されたいの?
って聞きたいふくろうです。

お金を持っている女の子は、自分で稼いだものではないのかな。
自分で稼いだら、使い道をもっと考えると思うんですよ。
それにどうしてそう簡単に怪しい話に乗っちゃうんでしょうか。

ヴェロニカと一緒にウォレスも捜査しますよ。探偵は一人何役もこなす役者ですね。
捜査に当たってヴェロニカの頭にはシナリオがあるのでしょう。
変装、潜入捜査を見事にこなしますね。
声色、人格もたくさんこなせそうですね。
捜査中のヴェロニカの独り言も楽しいですね。
パパにも手伝ってもらっています。パパもすごい役者だと思います。

ヴェロニカは仕事の切れる高校生ですからね。
臨機応変に捜査をしながら、次々に確かな手を打ち出します。
なんかこう、サクサクと進んでいるのが爽快です。

ザックザック出てくる悪いやつをこういう風にスピーディに処理していかないと、
世の中大変なことになりますよね。

ふくろうも知らないことが多いのですが、なるほどそういう手があるのかと
勉強になります。科学、進歩してるんですね。

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パパの仕事を見ているせいか、ヴェロニカは後を継げそうです。この子は宝です。
悪い奴を知恵で出し抜くのは見ていて気分がいいですね。

シリコン・マフィアの二人組の収入減を突き止め、ジョージアがだましとられたお金を取り返します。警察には突き出さないけど、ヴェロニカはこの二人組をFBIに通報しておいたと言ってました。ヴェロニカはここでカフェインの取りすぎを注意していましたね。えらい。

一方、リリーの追悼行事が行われます。
この日のためにローガンが必死でビデオを編集していましたね。ヴェロニカが持っていたビデオも一役買ったと思います。
思いのこもったリリーへのはなむけでした。
ローガンのリリーへのおもいがみてとれました。本当に好きだったんですね。
マジで頑張っていましたよ。
ほかの時とは大違いでした。出来上がったビデオもかっこよかったな。
リリーらしくて笑顔になりますね。
親御さんは泣くと思います。

高校生のころ、若くして逝った友達、ふくろうにもいます。
仲が良かったので、亡くなったときにはぼうぜんとしましたね。新盆に白い灯篭を届けた記憶があります。

ヴェロニカはトロイと付き合っていますが、パパのチェックはなかなかです。
このパパをだまそうなんて、トロイも甘い甘い。パパは有段者ですから
ちくちく探りながら王手を指します。この男同士の会話のシーンが笑えます。

パパとしては娘との会話が減ってるのはトロイが原因だと思ってます。
この父娘はお互いの動向もちゃんと把握しながら暮らしています。
さすが探偵同志ですね。

ラストで、リリーを思い出したんですね、ヴェロニカは。
夜、帰りに裸で泳ぐ気になったのはこれもリリー追悼かなと思いました。
夜の海が優しい生き物に見えました。
神秘的なシーンです。ここ大好きです。
ヴェロニカの中で何かが変化したのかなと思いました。

それから、ヴェロニカはデートが楽しめたのかなと、ふくろうは気になりました。
では。
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颱風とざくろ  石坂洋次郎

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モーニング!ふくろうです。
今日は石坂洋次郎さんの『台風とざくろ』でございます。
タイトルはどういう意味なんでしょうか。
最後に明かされますよ。
「台風とざくろ」は、昔テレビドラマで見たことがあります。
主人公の英子は大好きな松原智恵子さん。
石坂洋次郎さんのドラマで主役はいつも
松原さんが出ておられて、ふくろうの憧れの女性でした。

ふくろうがドラマを見たのは中学生の頃だったと思います。

このドラマの主題歌「あこがれ」を森山良子さんが歌っておられましたね。
素敵な曲です。それから挿入歌の「並木よ」これもいい曲でしたね。

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このお話では面白い会話がたくさん出てきます。
会話が多くてちょっとふくろうは読むのに時間がかかりました。

英子は恋人で先輩の一雄を山岳事故で失います。
いきなり物語はここから始まります。
二人の馴れ初めや思い出はそのあとから語られます。

二人が出会ったことでそれぞれの家族の付き合いも
始まります。
そこで交わされる様々な会話が心に残る作品です。

設定が、産婦人科医院と葬儀屋の家族のとりあわせなので、
何かと人の生と死の話が出てきます。

性の扱い方も、作者の人柄がよくでています。
さわやかで新鮮で、胸を打つ描写がすきですね。
健康的な人間像が魅力だと思います。
前を向いて真摯に悩み、進んでいく人々がいます。

口は悪いけど、心はあったかい人々が、交流しながら、
主人公の英子の青春が進んでいきます。
ふくろうとしては英子の将来に興味がありますね。

悲しみを乗り越えてどういう風に未来を創るのか。
作者の人生経験豊富な暖かさが伝わってきます。
会話の言葉一つ一つが新鮮で、ふくろうの心に響いてくるのです。

若いころこんな家族にあこがれたものでした。
ユーモアと知恵が詰まった物語。
石坂さんの小説を読むと忘れそうになっていたなにかを
思い出すのです。

ふくろうが「青春」ということばですぐに思いつくのは、
石坂さんの小説のタイトルなんですね。
そのイメージを心に入れていると、夢が見られそうでした。
少なくとも勉強になりました。

いまでも、それらの物語のなかに行って見たいと思い続けていますね。
永遠にそこにある世界に。

タイトルの意味は何だっけ?
と考えていましたが、最後にわかります。
このイメージがひらめいたと石坂氏は語っています。

ふくろうも、自分の脳裏にイメージを浮かべてみて、
自分なりでしょうけど、すごく新鮮な感じがしました。

この物語には悪人が登場しません。
その意味では安心して読めました。
悪人を登場させなくても、平凡に見える人生でも、
実は見た目ほど平凡で簡単なものじゃないんだ、
と思いました。

昭和40年代の作品なので、今の時代の世相や青春模様と比べると、
当たり前ですがずいぶん違いますし、
平凡に見えた両家の両親の人生も決して
平凡で片づけられるものではなかったのです。

英子がいつどうやって一雄の死から立ち直って
新しい愛に生きる決意をするかを知りたいと思いましたね。

英子自身もさらっといろんなことを言っているように見えますが、
心の中まではさらっとはしていなかったと思うのです。
愛する人を失った後は、神経も含めて体も動けないというか、
声を上げられないような状況だと思えるのです。

よく、「時間が薬だ」となくなったおじが言っていました。
「人ひとりいなくなる」事の意味はどんな人にとっても
重いはずです。

乗り越えるための時間を過ごすわけですが、
決して一人ではない。
自分の家族、一雄の家族とともに生きてきたんですね。
そういう人たちが存在するって、幸せですよ。

性の問題についても歯に衣着せずみんなが語れるような
明るい家庭です。拓けている家庭ですね。
ここまで語れる家庭はなかなかないかもしれません。

英子の言葉は時にきつい感じもするのですが、
語れる言葉から出していたのでしょう。

英子と二郎の恋も、周囲から見れば、進行の速度が遅い
と思われていました。
ゆっくりと時間をかけて心が寄り添う関係ですね。
落ち着き払っているようでも情熱がないのではありません。
タイミングって、両方が熟す時期のことだと思いますね。

ともあれ二組の結婚式が行われたことは間違いがないと思います。
昭和のドラマ、またみてみたいとおもっています。
今見たらどう感じるでしょうね。

そこもまた興味があります。

石坂洋次郎さんの作品は、何だろう、
ふくろうはいつも若葉の中にいるようなそんな感覚です。
何度でも行って戻ってまた行きたい世界、なつかしい昭和の作品です。
では。
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水野英子名作選 白いトロイカ 第2巻

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こんばんは、ふくろうです。今日は『水野英子名作選』、「白いトロイカ 第2巻」でございます。
ロタの歌の才能は次第に認められていきます。
窮地を救ったお礼に、青年貴族レオの家に引き取られたロタはロザリンダと
名前を変え、貴婦人教育をうけます。
偶然にも実名がロザリンダなんですが、そのことは本人は知りません。

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ロザリンダにとってはとても幸せな時間です。
お姫様になるのもなかなか大変ですが、
ロザリンダには気品が備わっています。

さてそうなるとレオの婚約者のナタリアは
穏やかではいられません。

親同士が決めたわけですから、はなはだ
心もとない関係ですね。

切ないナタリアですが、お父さんは厳しいですね。
力不足と言われてもナタリアが気の毒になります。
ナタリアは嫉妬にかられてロザリンダを追い詰めようとします。

けれど皆様、こういうのは逆効果でしかないですよね。
もともと結婚の意志がないレオの心は離れていきます。
ナタリアもかわいそうだと思いましたね。

レオもロザリンダに恋をしたんですね。
この時代に特権階級の貴族は数にしたら一握りですよね。
ほとんどの人々は苦しい生活にあえいでいました。

レオは不平等な世界を変えようとしていました。
さて黒い鷹となったコザックのアドリアンも
ロザリンダを愛していました。

手の届かないところに行ってしまったロザリンダを
思いつつも、歌を聴いて身を引くつもりでしたね。
こういう生き方もかっこいいですね。潔いですね。

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レオとアドリアンは敵味方に見えましたが、
実は革命に関しては力を合わせることになっていきます。

そしてロザリンダもフョードルの娘として同志のために
働きます。
アドリアンもロザリンダにとっては大切な存在です。
どちらも守りたいロザリンダは悩みます。

ロザリンダの幸せを願う二人の若者の真実の愛に
ふくろうは感動しました。
ふくろう的にはレオの軍服も素敵ですが、
アドリアンのコザック服もかっこいいと思います。
馬に乗れるってかっこいいですね。

やがてレオは革命に命をささげて亡くなりますが、
その後のロザリンダは故郷に戻って
どんな人生を送ったのでしょうか。
激動の時代から、戻ってきてどんな人生を送ったでしょうか
ふくろうは、アドリアンがロザリンダをきっと大切に
守ったと思います。
生きていることの幸せを感じながら二人は生きたでしょうね。
レオも見守っていたでしょう。

ふくろうはこのドラマティックな物語を何度も読み返し、
少女の頃の気持ちを思い出しました。
とても幸せでした。

心の栄養になるコミックだと思いました。しみじみと外国を旅してきたような、
心地よい疲れが感じられましたね。
子どもの頃も今も、ふくろうは変わらずこの物語が大好きです。

美しく格調高い作品だと思います。
半世紀たってもちっとも色あせない作品です。
この物語の世界が永遠に存在する、そんな気がします。
ふくろうにとっては、行って戻ってまた行きたい世界です。

ではまた。

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水野英子名作選 白いトロイカ 第1巻

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モーニング!ふくろうです。
今日は『水野英子名作選』、「白いトロイカ 第1巻」でございます。
子供の頃、夢を見させていただいた名作でございます。
子どもの頃の楽しみはコミックを読むことと、テレビでアニメを見ることでしたね。

そこには夢がありました。見たこともない夢でした。

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実はこの物語全部読んだことがありませんでした。
だから今回本当に、夢のようです。
水野英子さんのコミックが大好きでした。
なにかこう、優雅で素敵な夢の世界が広がっていましたね。

コミックを読んで、見たことのない国へのあこがれを抱いて、元気をもらっていました。
ふくろうにも未来に素敵なストーリーが待っているかもしれない。
そう思えました。

美しい装丁にうっとりでございます。
トロイカとくれば雪を思い浮かべますね。
読み始めると夢の世界に入っていく感じです。

手に取っただけで深い深い物語の世界に
足を踏み入れる気がします。
波乱万丈で、ドラマチック。
ときめきながら読んでしまいます。

なんせ、半世紀も前に読んだきりで、なかなか探せずにやっと、またこの作品にたどり着きました。
水野英子さんの作品はいつだって心に深い足跡がのこります。
幼いふくろうには、知らない世界が広がっていました。
当時、本気でこのお話の主人公になりたかったですね。

水野英子さんの描かれる男性主人公は、本当に素敵でした。

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ロシアの大地、コサック、歌姫、恋など、
少女の心をつかんで離さない魅力的なストーリーは、
永久に心に残りますね。

現にふくろうは半世紀超えても覚えていましたからね。
どこがそんなによかったかといいますと、
素敵なラブストーリーであること。
それからヒロインのロタが歌うシーンですね。

歌の内容がとても素敵です。
画面からロタの歌声がふくろうにも聞こえてきましたもん。
何て美しいお話なんだろうと思ったものです。

ロタは幼児の頃実の両親とは悲劇的な別れをします。
ですが、母親譲りの声がロタを歌手になる夢に導いていきます。

子供の頃読んでいて、歌うってなんてすごいんだろうと
思っていました。

歌のためにロタは危険を顧みずペテルブルグを目指します。
困った時に助けてくれたレオに惹かれるようになります。
女の子ならこういう恋にあこがれますよね。
正統派のラブストーリーです。
半世紀たって読んでも色あせていません。
ふくろうの心に再びしみこんできました。

国家の体制が覆されるときに、圧政に苦しむ人々が
どんな行動をするのかもきちんとえがかれていて、
骨太な歴史漫画だと思います。

水野英子さんならではの奥深い作品ですね。
読みながら風も雪も体験してしまいます。
胸を打つストーリーです。

しかし恋するレオにはナターシャという婚約者がいたのです。
この恋、どうなるんでしょうか。恋に障害はつきものですね。

この第1巻にはもう一作『にれ屋敷』が入っています。
こちらは悲恋でありながら幸せな恋が描かれています。
人の心の切なさとか愛の強さを感じましたね。
こちらのほうは完結です。

次巻でまた。

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