- 投稿 2017/03/14
- コミック
こんばんは、ふくろうです。今日は『薔薇のために6』、「第39話 アカシアの雨」でございます。
眠れなかったのが眠れるようになる。
ふくろう、それについて思い出したことがあります。
半世紀以上も前、小学校高学年のおとうとふくろうが、お母さん離れができなかったころ、担任の先生に言われて、父がやったこです。
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当時住んでいたビルは、そこは4Fまでありましたが、
あいた部屋の数はたくさんありました。
そこである日、父はおとうとを連れて部屋を見せて歩きました。「ここはお前の部屋だよ、ここも お前の部屋だよ、それからここも・・・」という具合に一部屋一部屋見せて話しました。
その日から弟は一人で寝るようになったのでした。
わけはわかりませんが、きっとちょうどいいスイッチを押したということでしょうか。
父が魔術師に見えた日でございます。
思い出しても笑っちゃいます。
今回、百合が神通力を発揮しますよ。
人生複雑に考えなくても(いや、当事者にとっては考え抜いた末かも知れないが)
ハッピーな結末になることがあるんですね。
菫さんを見ていると、自分では抜けられない迷路にはまったまんまに見えたりします。
百合が登場してからの菫さんはお酒のせいとはいえ、本能に忠実に動いているように見えます。
この菫さんの行動の謎を百合は解きます。
物事を見る視点は一つではないですね。
百合は冷静に菫さんを観察して、ある行動に出ます。
まるで催眠術にかかったように、菫さんは眠りにつきます。
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考えてみると、なぜ百合のベッドに来ていたのかという謎と、
なぜかくも簡単にこんどは百合の魔法で熟睡できるのかの謎、
ふくろうにはよくわからないのですが、
とにかく、いい方向に物事がいき始めてよかったと思います。
菫さんにはお疲れさまと言いたいですね。
抱えていた荷物が少しでも軽くなればいいと思います。
安心して眠れる場所があること、大事です。
人生何が起きるかわかりませんが、現実に寝ることとか食べることとか
そういった生理的なものが保証されないとき、つらいですね。
まずしく生きてきた百合が愛の力で菫さんの症状を変えていったのだと思います。
百合のぬくもりが光ります。
当たり前のことが当たり前にできる生活はとてもありがたいのです。
ふくろうもつくづくそれはわかるようになりました。
菫さんが快眠できるようになれば、人生がまた変化するかもしれませんね。
ふくろうは、朝方、目が覚める、朝型ふくろうです。
睡眠不足の人生は考えられませんね。
快眠すれば、たいていのことは何とかなる気がします。
では。
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