カテゴリー:コミックの記事一覧

本や映画を旅するふくろうの日記帳

カテゴリー:コミック

ドトウの笹口組

Pocket

モーニング!ふくろうです。
今日は『ドトウの笹口組』でございます。
はるか昔のこと、子ふくろうが友達に借りてきたコミックを家族で読みました。

それがこの『怒涛の笹口組』のコミックでした。

コミックのイメージでは、中村さんがどうしてもいかりや長介の配役にしてしまうのですが、映画では、佐藤誠さんでしたね。

コミックでは、もっといろんなエピソードがあって山ちゃんのいろんな面も見ることができます。
<Sponsered Link>



読み始めた最初は、なんとなくだったのですが、読み続けたらはまりました。

笹口組という組のメンバーはどうにもおかしな人たちでございます。

こんな人たちに工事現場を任せておいて本当にいいのか、という疑問も浮かびますが、
そこはそれギャグマンガなので、笑いながらどんどん読み進めます。

個性的な笹口組のメンバーが楽しいですね。

コミックでも可愛いおじさんという感じの山ちゃんが一体どのくらいの年齢なのかは見当がつきません。

映画ではウド鈴木さんが山ちゃんですね。
コミック同様目がほそいです。

実写版というならどうでしょう、コミックの山ちゃんはもう少しひ弱な外見だったと思います。

中村さんとの相性が面白くて、笑えました。

ベルトコンベアーで遊ぶ山チャン、よくこれでお給料をもらえますよね。

どうでもいいお話でもあるのですが、どこかキュートで、癒されましたね。

お風呂にはカエルのおもちゃがいいですね。

ラストで海をただよう位牌のそばにカエルのおもちゃがありました。すごいです。

らしいといえばらしいのですが、ラストでは一同そろってアフリカにいくつもりで出港します。

この船でアフリカまで行けるかどうかは、ふくろうは不安です。
イメージが出てきません。

いい加減なのに、でもいざとなったら、山ちゃんたちは海産物をゲットして生き延びそうですね。

根拠のない自信みたいなものをみんな持っていそうです。
無謀な冒険でも、恐れずGO!でしょうか。

けんかの時も、負けるとかはきっと考えていなさそうですよね。

ただ、前に向かってばく進する笹口組です。
ポジティブ、前向き、しぶとく、やりたいことをやって行きます。
<Sponsered Link>



コミックでは山ちゃんのダークな面も見た気がします。

彼は現実的には、あまり役に立ちそうにない人物ですね。
中村さんいわく「山に頼むくらいなら猫に頼んだ方がまし」でしたもんね。
まあ、山ちゃんには山ちゃんの夢や思いがございます。

読み続けたのは、それでも山ちゃんがキュートな人物だからだと思います。
彼のキャラクターには惹かれるものがございます。

それから中村さん、うるさくておっかない山ちゃんの上司ですが、心は情け深いのです。
ややこしいですね。

必ず山ちゃんをガッツリ怒りますが、情の熱い人です。

このコミックは今でも長いこと、ふくろうの記憶に残っています。
山ちゃんに共感できる部分もあり、彼を応援してみたくなりますね。
初めてコミックと出会ってからもう20年以上になりますね。
家族の思い出とともに、懐かしい思いとともにこの映画を見ました。

基本的に登場人物は善人がほとんどです。
だけどかたぐるしくはなく、庶民的で、どこかにいそうな人ばかりです。

さて、土木のプロフェッショナルを公言する山ちゃんに未来はあるのか。

人生行き当たりばったりでも、面白かったり楽しかったり、仲間もいれば
最高かな。

見終わって何だか切なく、彼らがとても愛おしい気分になります。

では。
<Sponsered Link>



Pocket

すてきなコーラ 水野英子

Pocket

こんばんは、ふくろうです。今日は水野英子さんの『すてきなコーラ』でございます。

1968年に初版発行とありますから、
半世紀を超える再会ですね。

この本には
「すてきなコーラ」
「セシリア」
それにツルゲーネフ原作の「初恋」
の三作が入っています。
<Sponsered Link>



コーラは貧しいお抱え運転手の娘です。
ここでふくろうは、映画「麗しのサブリナ」を思い出します。
いずれにしても、シンデレラストーリーの王道ですね。
主人公は貧しい環境にある美少女です。

コーラは初恋のジャンニイが忘れられないのですが、
諦めるためにパリに行きます。

ジャンニイは落ち着かないプレーボーイなので、
この若者の心をつかむのは大変ですね。

ですが、この恋は意外な方向に進展します。
キューピッドが射てしまった矢のせいでしょうか。
ハッピーエンドの楽しいラブストーリーです。
ふくろうもこういうお話、あこがれたものです。

「セシリア」は
当時、不思議な話だなと思っていました。
ミステリアスに思えるわけは、セシリアの成長速度です。
子供だったセシリアが超特急で妙齢の娘に成長します。

最初、セシリアは、幽霊かなと思っていました。
主人公の青年ロバート・イーガンの独白から始まる
この物語は悲しい結末を予想させますね。

最後までふくろうはこのセシリアが何者なのかと
考えながら読みました。
<Sponsered Link>



セシリアは実在したと思うのですが、
ロバートとは共に人生を歩めない。
謎が膨らみましたね。

もしかしたら時空を超えてやってきていたのかなと
思ったりしました。
だって姿を消すのが早すぎます。

歴史が変わるのはご法度だとしたら、
そういった法則にしたがって引き戻されていったのかと
思いました。

ロバートはセシリアの情報を集めるのですが
多くの謎を抱えたまま別れが来てしまいます。

セシリアとの出会いがロバートの人生に富みを
もたらすきっかけになっているのですが、
セシリアには隠していることがありそうです。

彼のために急いでいる、というセシリアの言葉の
理由をふくろうは考えました。

「会えてよかった」と言い残して亡くなります。

セシリアはかぐや姫みたいだとこども心に思いました。
衝撃的なお話だったなあ。
ハッピーエンドではないけれど、
この本の中では一番好きなお話です。

読後、美しい物語だなと思いました。悲しいのだけれど、
それでも、キラキラと、ふくろうの心に残っています。

当時どういう基準で好きになったのかは覚えていませんが、
水野英子さんの絵に惹かれていたことだけは間違いないと思います。

「初恋」は幼いふくろうにはあまり興味がわきませんでした。
だって悲しくなるんですもん。

当時水野英子さんが描かれる青年が
とてもかっこよかったです。
ふくろうはそういうのにしびれておりました。
今でも色あせない名作の数々でございます。
ふくろうの心の中で今もキラキラしています。

もう、こうこういった古い本はなかなかお目にかかれません。
図書館にたまたま残っていればいいくらいです。
まだまだ読みたいあのころのコミック、探していきたいと思います。

ではまた。
<Sponsered Link>



Pocket

エリザベート 水野英子 原作:塚本哲也

Pocket

モーニング!ふくろうです。
今日は水野英子さんの『エリザベート』でございます。
原作は塚本哲也さんです。

小学生の頃からふくろうは、
マーガレットの大ファンでございました。

もちろんあのコミック雑誌の「マーガレット」
です。少女の夢が詰まっておりました。

<Sponsered Link>



その頃、コミックはほとんどふくろうの生活の中心になっておりました。
あのころから半世紀、無性にあのころ好きだった
漫画家さんの本が読みたくて、
手に取りました。

もう一度水野英子さんの作品は読んでおきたい。
ふくろう、心に誓っております。
今でもずっと、心の栄養、支えになっています。

あのころ、家でコミック雑誌だけは買ってくれていました。
ふくろうに生きる活力を与えてくれたのはその頃のコミックだったと思います。
当時小学生のふくろうは、複雑な家庭環境にいきており、コミックの物語に
夢を見ながら何とか日々を過ごしていました。

学校もそんなに好きではなかったです。
しかし、家にいるよりは絶対に学校にいたほうが楽しかったです。
子供なりに直感で、家より学校を選ぶ方がありがたかったですね。

さてこの『エリザベート』ですが、
歴史がお好きな方には楽しめると思います。

この作品は1993年頃描かれています。
ノンフィクションだと
水野さんがおっしゃっておられるように、
取材も大変だったでしょうね。
頭が下がります。

ふくろうはエリザベートという名前の響きが好きです。
皇女エリザベートは幼いころからつらい出来事に
遭遇します。

常に愛を求めて生きていくエリザベートに
平安な日々はなかなか訪れません。

豊かな日々から貧しい日々に
そして、皇女という立場での制約もあり、
運命は波乱万丈に流れていきます。

気性の激しい女性ですね。
でも温かい家庭がほしかっただけだと思います。
本当の愛を手に入れるために
全力で戦って生きた人だとおもいます。

<Sponsered Link>



傷つきながらも最後には静かな深い愛を手に入れた
エリザベートは思い残すことはなかったでしょうね。
亡くなってから天国で家族にも会ったことでしょう。
「おつかれ~」とか言われているかもしれません。

最後まで毅然とした女性だったと思います。

さて水野英子さんの描く絵が大変に美しいこの作品は
格調高く、歴史の重みが伝わってきます。
最初と最後が舞踏会になっています。

シェーンブルン宮殿から、ワルツが聞こえてきます。
それぞれの人がそれぞれの思いをのせて、
優雅にワルツを踊っています。

ですが時代は変わっていきます。
優雅さには憧れますが、
旧態然としてごく一部の人たちだけが
充分に食べられる世の中では悲しいですよね。

エリザベートの考え方が時とともに
変わっていきます。
「赤い皇女」とよばれるようになります。

後半ヒットラーが出てきますよ。
このあたり歴史をよくわかっていなかったふくろうには
ありがたかったです。

ラストに何も書かれていないお墓が出てまいります。
ふくろうだったら、どういう気持ちでこういう風にするだろうかと考えました。
エリザベートは最愛の夫とともにここに眠ります。

象徴的なシーンです。
エリザベートの気概を感じます。
かっこいいと思いました。
歴史が決めることってありますよね。

自分の人生がどうだったのかも、
ラストでわかるのかもしれません。
ふくろうもそれがわかるまで、
いろんな人の人生を知りたいと思っています。

では。

<Sponsered Link>



Pocket

ヨコハマ物語4 大和和紀

Pocket

モーニング!ふくろうです。
今日は大和和紀さんの『ヨコハマ物語4』でございます。
いよいよ完結編です。

アメリカに渡った卯野と森太郎は
ともに今人生を戦っています。
ただ応援はシモンズさんの一家だけです。
当時のことですから、外国に渡った人たちは
苦労が多かったと思いますね。

<Sponsered Link>



卯野は愛する森太郎のために命がけで
行動します。
愛は強しでございます。

卯野を愛するトビ-や、トビ-を慕うマリアンも
登場して、ここにも青春がありますね。

忍ぶ恋で耐えていた卯野はやっと報われます。
よかったですね。

医術で多くの人を救いたい森太郎との卯野は
似合いのカップルです。

幼いころから苦労の多かった卯野が幸せになれるのは
ふくろうもうれしいです。

卯野は気高い心の持ち主ですね。
自分に見返りがあろうとなかろうと、
自分の信念を貫きます。

辛抱ができる人は偉いですね。
大事な人を守るために自分を犠牲にする人も
信用できる人だと思います。

日本に帰る卯野と森太郎ですが、丈はアメリカに残ります。
この子も頑張り屋ですね。
この若者は覚悟ができています。

自分の人生は自分で責任を取るしかありません。
この時代の人たちは前を向いて
ひたすら進もうとしているんですね。
そこがグッときます。

<Sponsered Link>



一方竜介と万理子は二人の道を生きはじめています。
この物語の最初で、万里子は粋な青年に見えて笑えました。
宝塚の男役見たいにかっこよかったですね。
まあ、変われば変わるもんです。

大和和紀さんの描くおてんば女性は可愛いです。
それから骨のあるイケメン男性にもグッときますね。
作品にはいると、ふくろうも素敵な夢が見られました。

やがて、森太郎と卯野が帰国して4人の人生がまたまた
交差し始めます。無事に帰国できてよかったです。
船の旅ですから、移動は長かったでしょう。

竜介の愛はあふれていますね。
子供ができても万里子は大人しくなるわけでもなく、
相変わらず刺激的な人生を送って追います。
何だかいつもハラハラさせられますが、
相思相愛のパワーで何とかなっていきます。

いきのいい夫婦でございますね。
国内に治まらない感じです。
この物語は最後の最後まで目が離せません。
人の思いやりや愛情があふれている物語です。

スケールの大きな、日本の夜明けに生きた
人々を思うと、この人たちを愛さずにはいられない
ふくろうです。

ヨコハマの港ができるまでにはいろんなことが
あったと思います。
昔、父もヨコハマが好きだったので、
車はヨコハマナンバーでした。
ヨコハマってよく歌に出てきますが、独特の
フィーリングが
その名前に入っている気がします。

ラストで
潮の香りとカモメの声が耳に残りました。
ふくろうも主人公たちのように
夢を抱いて生きていこうと思います。
ところでこの頃海外に留学する若者が減少しているらしいですね。
時代の流れがこの先どう変わっていくのか興味深いです。

ではまた。

<Sponsered Link>



Pocket