• カテゴリー別アーカイブ コミック
  • ドトウの笹口組

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は『ドトウの笹口組』でございます。
    はるか昔のこと、子ふくろうが友達に借りてきたコミックを家族で読みました。

    それがこの『怒涛の笹口組』のコミックでした。

    コミックのイメージでは、中村さんがどうしてもいかりや長介の配役にしてしまうのですが、映画では、佐藤誠さんでしたね。

    コミックでは、もっといろんなエピソードがあって山ちゃんのいろんな面も見ることができます。
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    読み始めた最初は、なんとなくだったのですが、読み続けたらはまりました。

    笹口組という組のメンバーはどうにもおかしな人たちでございます。

    こんな人たちに工事現場を任せておいて本当にいいのか、という疑問も浮かびますが、
    そこはそれギャグマンガなので、笑いながらどんどん読み進めます。

    個性的な笹口組のメンバーが楽しいですね。

    コミックでも可愛いおじさんという感じの山ちゃんが一体どのくらいの年齢なのかは見当がつきません。

    映画ではウド鈴木さんが山ちゃんですね。
    コミック同様目がほそいです。

    実写版というならどうでしょう、コミックの山ちゃんはもう少しひ弱な外見だったと思います。

    中村さんとの相性が面白くて、笑えました。

    ベルトコンベアーで遊ぶ山チャン、よくこれでお給料をもらえますよね。

    どうでもいいお話でもあるのですが、どこかキュートで、癒されましたね。

    お風呂にはカエルのおもちゃがいいですね。

    ラストで海をただよう位牌のそばにカエルのおもちゃがありました。すごいです。

    らしいといえばらしいのですが、ラストでは一同そろってアフリカにいくつもりで出港します。

    この船でアフリカまで行けるかどうかは、ふくろうは不安です。
    イメージが出てきません。

    いい加減なのに、でもいざとなったら、山ちゃんたちは海産物をゲットして生き延びそうですね。

    根拠のない自信みたいなものをみんな持っていそうです。
    無謀な冒険でも、恐れずGO!でしょうか。

    けんかの時も、負けるとかはきっと考えていなさそうですよね。

    ただ、前に向かってばく進する笹口組です。
    ポジティブ、前向き、しぶとく、やりたいことをやって行きます。
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    コミックでは山ちゃんのダークな面も見た気がします。

    彼は現実的には、あまり役に立ちそうにない人物ですね。
    中村さんいわく「山に頼むくらいなら猫に頼んだ方がまし」でしたもんね。
    まあ、山ちゃんには山ちゃんの夢や思いがございます。

    読み続けたのは、それでも山ちゃんがキュートな人物だからだと思います。
    彼のキャラクターには惹かれるものがございます。

    それから中村さん、うるさくておっかない山ちゃんの上司ですが、心は情け深いのです。
    ややこしいですね。

    必ず山ちゃんをガッツリ怒りますが、情の熱い人です。

    このコミックは今でも長いこと、ふくろうの記憶に残っています。
    山ちゃんに共感できる部分もあり、彼を応援してみたくなりますね。
    初めてコミックと出会ってからもう20年以上になりますね。
    家族の思い出とともに、懐かしい思いとともにこの映画を見ました。

    基本的に登場人物は善人がほとんどです。
    だけどかたぐるしくはなく、庶民的で、どこかにいそうな人ばかりです。

    さて、土木のプロフェッショナルを公言する山ちゃんに未来はあるのか。

    人生行き当たりばったりでも、面白かったり楽しかったり、仲間もいれば
    最高かな。

    見終わって何だか切なく、彼らがとても愛おしい気分になります。

    では。
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  • すてきなコーラ 水野英子

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    こんばんは、ふくろうです。今日は水野英子さんの『すてきなコーラ』でございます。

    1968年に初版発行とありますから、
    半世紀を超える再会ですね。

    この本には
    「すてきなコーラ」
    「セシリア」
    それにツルゲーネフ原作の「初恋」
    の三作が入っています。
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    コーラは貧しいお抱え運転手の娘です。
    ここでふくろうは、映画「麗しのサブリナ」を思い出します。
    いずれにしても、シンデレラストーリーの王道ですね。
    主人公は貧しい環境にある美少女です。

    コーラは初恋のジャンニイが忘れられないのですが、
    諦めるためにパリに行きます。

    ジャンニイは落ち着かないプレーボーイなので、
    この若者の心をつかむのは大変ですね。

    ですが、この恋は意外な方向に進展します。
    キューピッドが射てしまった矢のせいでしょうか。
    ハッピーエンドの楽しいラブストーリーです。
    ふくろうもこういうお話、あこがれたものです。

    「セシリア」は
    当時、不思議な話だなと思っていました。
    ミステリアスに思えるわけは、セシリアの成長速度です。
    子供だったセシリアが超特急で妙齢の娘に成長します。

    最初、セシリアは、幽霊かなと思っていました。
    主人公の青年ロバート・イーガンの独白から始まる
    この物語は悲しい結末を予想させますね。

    最後までふくろうはこのセシリアが何者なのかと
    考えながら読みました。
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    セシリアは実在したと思うのですが、
    ロバートとは共に人生を歩めない。
    謎が膨らみましたね。

    もしかしたら時空を超えてやってきていたのかなと
    思ったりしました。
    だって姿を消すのが早すぎます。

    歴史が変わるのはご法度だとしたら、
    そういった法則にしたがって引き戻されていったのかと
    思いました。

    ロバートはセシリアの情報を集めるのですが
    多くの謎を抱えたまま別れが来てしまいます。

    セシリアとの出会いがロバートの人生に富みを
    もたらすきっかけになっているのですが、
    セシリアには隠していることがありそうです。

    彼のために急いでいる、というセシリアの言葉の
    理由をふくろうは考えました。

    「会えてよかった」と言い残して亡くなります。

    セシリアはかぐや姫みたいだとこども心に思いました。
    衝撃的なお話だったなあ。
    ハッピーエンドではないけれど、
    この本の中では一番好きなお話です。

    読後、美しい物語だなと思いました。悲しいのだけれど、
    それでも、キラキラと、ふくろうの心に残っています。

    当時どういう基準で好きになったのかは覚えていませんが、
    水野英子さんの絵に惹かれていたことだけは間違いないと思います。

    「初恋」は幼いふくろうにはあまり興味がわきませんでした。
    だって悲しくなるんですもん。

    当時水野英子さんが描かれる青年が
    とてもかっこよかったです。
    ふくろうはそういうのにしびれておりました。
    今でも色あせない名作の数々でございます。
    ふくろうの心の中で今もキラキラしています。

    もう、こうこういった古い本はなかなかお目にかかれません。
    図書館にたまたま残っていればいいくらいです。
    まだまだ読みたいあのころのコミック、探していきたいと思います。

    ではまた。
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  • エリザベート 水野英子 原作:塚本哲也

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は水野英子さんの『エリザベート』でございます。
    原作は塚本哲也さんです。

    小学生の頃からふくろうは、
    マーガレットの大ファンでございました。

    もちろんあのコミック雑誌の「マーガレット」
    です。少女の夢が詰まっておりました。

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    その頃、コミックはほとんどふくろうの生活の中心になっておりました。
    あのころから半世紀、無性にあのころ好きだった
    漫画家さんの本が読みたくて、
    手に取りました。

    もう一度水野英子さんの作品は読んでおきたい。
    ふくろう、心に誓っております。
    今でもずっと、心の栄養、支えになっています。

    あのころ、家でコミック雑誌だけは買ってくれていました。
    ふくろうに生きる活力を与えてくれたのはその頃のコミックだったと思います。
    当時小学生のふくろうは、複雑な家庭環境にいきており、コミックの物語に
    夢を見ながら何とか日々を過ごしていました。

    学校もそんなに好きではなかったです。
    しかし、家にいるよりは絶対に学校にいたほうが楽しかったです。
    子供なりに直感で、家より学校を選ぶ方がありがたかったですね。

    さてこの『エリザベート』ですが、
    歴史がお好きな方には楽しめると思います。

    この作品は1993年頃描かれています。
    ノンフィクションだと
    水野さんがおっしゃっておられるように、
    取材も大変だったでしょうね。
    頭が下がります。

    ふくろうはエリザベートという名前の響きが好きです。
    皇女エリザベートは幼いころからつらい出来事に
    遭遇します。

    常に愛を求めて生きていくエリザベートに
    平安な日々はなかなか訪れません。

    豊かな日々から貧しい日々に
    そして、皇女という立場での制約もあり、
    運命は波乱万丈に流れていきます。

    気性の激しい女性ですね。
    でも温かい家庭がほしかっただけだと思います。
    本当の愛を手に入れるために
    全力で戦って生きた人だとおもいます。

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    傷つきながらも最後には静かな深い愛を手に入れた
    エリザベートは思い残すことはなかったでしょうね。
    亡くなってから天国で家族にも会ったことでしょう。
    「おつかれ~」とか言われているかもしれません。

    最後まで毅然とした女性だったと思います。

    さて水野英子さんの描く絵が大変に美しいこの作品は
    格調高く、歴史の重みが伝わってきます。
    最初と最後が舞踏会になっています。

    シェーンブルン宮殿から、ワルツが聞こえてきます。
    それぞれの人がそれぞれの思いをのせて、
    優雅にワルツを踊っています。

    ですが時代は変わっていきます。
    優雅さには憧れますが、
    旧態然としてごく一部の人たちだけが
    充分に食べられる世の中では悲しいですよね。

    エリザベートの考え方が時とともに
    変わっていきます。
    「赤い皇女」とよばれるようになります。

    後半ヒットラーが出てきますよ。
    このあたり歴史をよくわかっていなかったふくろうには
    ありがたかったです。

    ラストに何も書かれていないお墓が出てまいります。
    ふくろうだったら、どういう気持ちでこういう風にするだろうかと考えました。
    エリザベートは最愛の夫とともにここに眠ります。

    象徴的なシーンです。
    エリザベートの気概を感じます。
    かっこいいと思いました。
    歴史が決めることってありますよね。

    自分の人生がどうだったのかも、
    ラストでわかるのかもしれません。
    ふくろうもそれがわかるまで、
    いろんな人の人生を知りたいと思っています。

    では。

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  • ヨコハマ物語4 大和和紀

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は大和和紀さんの『ヨコハマ物語4』でございます。
    いよいよ完結編です。

    アメリカに渡った卯野と森太郎は
    ともに今人生を戦っています。
    ただ応援はシモンズさんの一家だけです。
    当時のことですから、外国に渡った人たちは
    苦労が多かったと思いますね。

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    卯野は愛する森太郎のために命がけで
    行動します。
    愛は強しでございます。

    卯野を愛するトビ-や、トビ-を慕うマリアンも
    登場して、ここにも青春がありますね。

    忍ぶ恋で耐えていた卯野はやっと報われます。
    よかったですね。

    医術で多くの人を救いたい森太郎との卯野は
    似合いのカップルです。

    幼いころから苦労の多かった卯野が幸せになれるのは
    ふくろうもうれしいです。

    卯野は気高い心の持ち主ですね。
    自分に見返りがあろうとなかろうと、
    自分の信念を貫きます。

    辛抱ができる人は偉いですね。
    大事な人を守るために自分を犠牲にする人も
    信用できる人だと思います。

    日本に帰る卯野と森太郎ですが、丈はアメリカに残ります。
    この子も頑張り屋ですね。
    この若者は覚悟ができています。

    自分の人生は自分で責任を取るしかありません。
    この時代の人たちは前を向いて
    ひたすら進もうとしているんですね。
    そこがグッときます。

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    一方竜介と万理子は二人の道を生きはじめています。
    この物語の最初で、万里子は粋な青年に見えて笑えました。
    宝塚の男役見たいにかっこよかったですね。
    まあ、変われば変わるもんです。

    大和和紀さんの描くおてんば女性は可愛いです。
    それから骨のあるイケメン男性にもグッときますね。
    作品にはいると、ふくろうも素敵な夢が見られました。

    やがて、森太郎と卯野が帰国して4人の人生がまたまた
    交差し始めます。無事に帰国できてよかったです。
    船の旅ですから、移動は長かったでしょう。

    竜介の愛はあふれていますね。
    子供ができても万里子は大人しくなるわけでもなく、
    相変わらず刺激的な人生を送って追います。
    何だかいつもハラハラさせられますが、
    相思相愛のパワーで何とかなっていきます。

    いきのいい夫婦でございますね。
    国内に治まらない感じです。
    この物語は最後の最後まで目が離せません。
    人の思いやりや愛情があふれている物語です。

    スケールの大きな、日本の夜明けに生きた
    人々を思うと、この人たちを愛さずにはいられない
    ふくろうです。

    ヨコハマの港ができるまでにはいろんなことが
    あったと思います。
    昔、父もヨコハマが好きだったので、
    車はヨコハマナンバーでした。
    ヨコハマってよく歌に出てきますが、独特の
    フィーリングが
    その名前に入っている気がします。

    ラストで
    潮の香りとカモメの声が耳に残りました。
    ふくろうも主人公たちのように
    夢を抱いて生きていこうと思います。
    ところでこの頃海外に留学する若者が減少しているらしいですね。
    時代の流れがこの先どう変わっていくのか興味深いです。

    ではまた。

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  • ヨコハマ物語3 大和和紀

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は大和和紀さんの『ヨコハマ物語3』でございます。
    前半は万里子と竜介の愛の物語です。
    お互いに気持ちを持て余しながら
    仕事を続ける二人でございます。

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    さしあたり何かはやっていかないとね。
    二人の得意科目は商売ですね。
    お仕事の後、二人のことを悩むことにしましょうね。
    しかし、この二人は幸せだと思います。
    仕事もあるし、食べていけますからね。

    さて嵐の港で万里子の危機を竜介は救います。
    こんな時でないと二人は向かい合えないんですね。
    不器用というか不自由というか、時間がかかりますね。
    相手の良さに気がつく時間が必要ですかね。

    プライドも邪魔をしていますが、次第に
    万里子は竜介の暖かさにひかれ始めます。

    いったい何が二人の邪魔をしているんでしょうね。
    二人が抱えているこだわりが消える日は
    いつ来るのでしょうか。
    二人っきりになるとなぜかかみ合わないんですね。
    竜介は宝物のはずの万里子に愛されたいと思っています。
    わかるわかる、そりゃあそうよね。両想いになりたいはずです。

    竜介は万里子の心が動くのを待っているわけですね。
    本気で好きな相手ですから慎重にするというか、
    自信が砕けそうなのかもしれません。
    万里子の気持ちを予想することができない竜介は悩みます。
    慣れていないことには誰でも臆病になりますよ。

    心はお金では買えないのです。
    恋はビジネスのようにはいかないでしょうね。
    竜介さんは完璧主義者でしょうか。
    雪解け状態が始まっていても、圧倒的にならないと、動けないとか
    慎重なタイプですかね。
    待つ姿勢ですね。

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    ロンドンで病気になった竜介のもとに
    駆けつけた万里子は竜介と結婚するというイサドラに
    いじわるされます。
    え?なんですかこれは?まったく。
    この女性は保険なのか否か。

    「どうしてきたのか」と問われる妻でございます。
    なんて答えたらいいのかな。
    夫の予想を裏切る万里子は夫の竜介を愛しているのかを
    知りたくてきたのでした。
    真実に向き合おうとしています。

    一方、イサドラは竜介を狙っているわけですから、
    妻より足しげく通ってくるはずです。
    万里子に遠慮する気はさらさらないのです。
    躊躇がない。

    もう、読者を休ませませんね。
    なめてかかられてますよ万里ちゃんは。
    しかしこの対決は万里子の愛とガッツに火をつけます。
    万里子のこういうところ見習いたいですね。
    気迫があります。

    そして、万里子は竜介をかばって刺客の刃に倒れます。
    本当に体を張って生きてますねこの人たちは。
    ここまでしないとお互い本当の気持ちで対することができませんかね。
    竜介の孤独も壁が高くてかたいですね。

    ようやく本気で竜介に向き合っている万里子です。
    めでたいです。一緒に夢が見られますよ。
    もう竜介の片思いではありません。
    寄り添えてよかったね。
    ていうか、万理ちゃんが死ぬところだったかもしれないんです。
    以心伝心とかあるでしょうが、とふくろうは言いたくなりました。

    後半は、卯野が苦労の末、森太郎のもとにたどり着きます。
    日本人移民の間に広がる伝染病を何とかしようと、
    二人で手を尽くします。

    助けのない異国でみんなの命を救うことができるのでしょうか。
    明治の若者二人が命を懸けます。

    ではまた次巻で。

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  • ヨコハマ物語2 大和和紀

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は大和和紀さんの『ヨコハマ物語2』でございます。
    この時代、自由恋愛を実らせた方がおられたかどうか、
    きいたことがありませんね。

    ふくろうの祖父母は、駆け落ちだったらしいです。
    祖父母は行動力のある人たちだったのかな。
    貧しさの中での自己主張だったかもしれません。

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    さて、海の向こうにいる森太郎を思う万里子ですが、
    店のために望まない結婚を決意します。
    女性にとって、大変な時代ですね。

    万里子の兄の柊一郎は絵の道に進みたいんですね。
    愛するジョアンを失ってから、
    生きる気力がわきません。

    今回は万里子は竜介との結婚を避けようと
    卯野の協力を得て海から森太郎のいる
    アメリカへ逃げようとします。
    気持ち、わかります。自分にウソはつけませんものね。

    ところが嵐のために思わぬことになります。
    まあそうでしょうね。
    命を考えれば無謀な挑戦です。
    でもそうするしか万里子は心のやり場がなかったんでしょうね。

    この窮地を救うのは竜介です。
    この人物は魅力がありますね。
    ひたむきな万里子への思いには胸をうたれますね。
    万里子のピンチには命を懸けて助けに来ます。

    万里子は不愉快になりながらも
    竜介に惹かれていきます。

    さらに万里子はビジネスセンスがいいんですね。
    ひとを喜ばせながら自分の商売をやっていきます。
    そういうところも竜介は見抜いています。
    すごいですね。

    えりぬきのはねっかえりの万里子が
    本当の愛に目覚めていきます。
    幸せな人ですね。

    さてなかなか心の糸が結べない、
    思い切り不器用な二人でございますよ。
    可愛いですね。
    二人がどんなふうに変わっていくのか見守りましょうね。

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    それにしても森太郎のおばあちゃんてインパクトはあるし
    しぶといし、万里子の好敵手ですね。
    暇なときに遊ぶのにはもってこいの方ですね。

    酔っぱらうと礼儀正しくなる万里子の体質って、
    本当に屈折していますね。笑えます。

    竜介がカリスマになったのはひとえに万里子の存在が
    あったからです。
    そういう思いで生きてきた竜介は苦労人ですよね。

    怖いものなしの竜介でも万里子にだけはめっぽう弱い、
    そこが読者にはたまりませんね。
    彼には運命の恋だったわけです。辛抱強いですね。

    万里子もこのあたりから竜介に認められたいと思うように
    なります。不思議ですね。恋の始まりでしょうか。

    ここで諫早希蝶という若親分が登場します。
    低血圧のイケメンでございますよ。
    イケメンがたくさん登場するこの物語、ふくろう
    大好きです。
    気分がよくなりますもんね。

    万里子はこのイケメンに坊主にされないように、
    一週間で商品を売ろうとします。
    このあたりさすがです。万里子の執念といいますか、集中力
    冴えていますね。
    次々にアイデアが出てきます。向いてるってこういうことですかね。
    見てて楽しいです。
    やってみないと人間の可能性なんて分かりませんね。

    商売の喜びを万里子は初めて経験します。
    万里子はビジネス向きですね。
    それから兄と恋人の逃避行を助けています。
    行動力ありますね。
    万里子の夢はどんどん大きくなります。

    いやあなかなか刺激に富んだ内容ですね。
    面白い物語です。
    さすが大和和紀さんだと思います。

    ではまた次巻で。

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  • ヨコハマ物語1 大和和紀

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は大和和紀さんの『ヨコハマ物語 第一巻』でございます。
    夢と希望と愛と勇気がいっぱい詰まった
    物語です。
    主役の二人は卯野と万里子です。

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    万里子はお嬢様、卯野は身寄りのない身の上で、
    運命的な出会いをします。

    いつか海の向こうに行って見たいと夢見る二人は
    英語を習いに行きます。

    二人の初恋は万里子の幼馴染の森太郎でした。
    ダブル主演の二人はどちらもいい子ですね。

    明治8年から始まるこのお話は
    読んでいてすごく懐かしい気持ちになります。
    女の子が自分の未来をこんな風に現実的に
    描いていけるストーリーは楽しいです。

    和服がたくさん見られるのもうれしいです。
    この時代、女の子が学校に行くなんて
    とんでもないことでした。

    女性には制約も多いし、卯野などは
    貧しい身の上です。
    夢に手を伸ばしても届かないのが普通でした。

    卯野と万里子は友人として気が合うんですね。
    で、好きな男の子も同じ人なんです。

    最初はその事実を知らないのですが
    知ってからはお互いの気持ちを思いやりながら
    悩みます。

    今の女の子みたいじゃありません。
    誰を好きかなんて心に秘めておくお嬢さんが
    多かったかもしれませんね。

    特に大店のお嬢さんの万里子は
    店のために結婚するのもありでしょうね。
    そういう時代です。

    女性の立場はもろいです。
    ここに出てくる登場人物はみんな個性的で
    ふくろうは大好きです。

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    この第一巻は、幼馴染の万里子に森太郎が告白
    して、五年後に正式に結婚を申し込むと約束して
    医学の勉強に留学していきます。

    当時の日本人てすごいですね。
    明治の私塾の英語のレベルってどうだったんでしょうね。

    いやもう、とにかく、人々のモチベーションがすごいですね。
    だから努力の上にも努力したと思います。
    学ぶ姿勢がいいですね。

    明治ってそういう時代なんでしょうね。
    ものすごいエネルギーが西洋化に向けて動いていったと思います。
    思ってそういうことができるのもすごいなと、明治維新を考えて思いますね。

    学校って誰でも行けるところではなかったのです。
    裕福な人でないと学ぶ自由もなかなかないと思います。

    しかし、ふくろうの祖祖父や祖祖母などの生きざまを考えると、
    その与えられた状況の中で、できることで生きていこうとしてきました。
    精神的に頑丈だったなと思います。
    諦めず投げ出さず、辛抱の連続でした。

    そういう遺伝子は大事にしたいと思いますね。

    ふくろうは明治の人たちの生き方を見ていると、
    勇気がわいてきます。
    苦学してこそ成功するんですね。

    苦労するのは当たり前と
    誰もが思っていたのではないでしょうか。
    それが普通なのだと。

    当時近代国家に追いつくために必死で
    日本人は生きていたのでしょうね。

    主役の二人は文明開化の中をいきているので、
    目を海外に向けています。

    ところで初恋は実らないほうがいいのでしょうか。
    皆様はどう思われますか?

    二人の少女は夢を実現できるのでしょうか。
    舞台はヨコハマ、
    ふくろう半世紀前に一度、社会見学のバスで
    通過したことがあります。
    その後も新幹線で通過し続けました。

    この物語でじっくりと横浜を見られるので
    うれしいです。
    もう一度10代に帰ってみたいと思いました。

    では次巻で。

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  • 水野英子名作選 白いトロイカ 第2巻

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    こんばんは、ふくろうです。今日は『水野英子名作選』、「白いトロイカ 第2巻」でございます。
    ロタの歌の才能は次第に認められていきます。
    窮地を救ったお礼に、青年貴族レオの家に引き取られたロタはロザリンダと
    名前を変え、貴婦人教育をうけます。
    偶然にも実名がロザリンダなんですが、そのことは本人は知りません。

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    ロザリンダにとってはとても幸せな時間です。
    お姫様になるのもなかなか大変ですが、
    ロザリンダには気品が備わっています。

    さてそうなるとレオの婚約者のナタリアは
    穏やかではいられません。

    親同士が決めたわけですから、はなはだ
    心もとない関係ですね。

    切ないナタリアですが、お父さんは厳しいですね。
    力不足と言われてもナタリアが気の毒になります。
    ナタリアは嫉妬にかられてロザリンダを追い詰めようとします。

    けれど皆様、こういうのは逆効果でしかないですよね。
    もともと結婚の意志がないレオの心は離れていきます。
    ナタリアもかわいそうだと思いましたね。

    レオもロザリンダに恋をしたんですね。
    この時代に特権階級の貴族は数にしたら一握りですよね。
    ほとんどの人々は苦しい生活にあえいでいました。

    レオは不平等な世界を変えようとしていました。
    さて黒い鷹となったコザックのアドリアンも
    ロザリンダを愛していました。

    手の届かないところに行ってしまったロザリンダを
    思いつつも、歌を聴いて身を引くつもりでしたね。
    こういう生き方もかっこいいですね。潔いですね。

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    レオとアドリアンは敵味方に見えましたが、
    実は革命に関しては力を合わせることになっていきます。

    そしてロザリンダもフョードルの娘として同志のために
    働きます。
    アドリアンもロザリンダにとっては大切な存在です。
    どちらも守りたいロザリンダは悩みます。

    ロザリンダの幸せを願う二人の若者の真実の愛に
    ふくろうは感動しました。
    ふくろう的にはレオの軍服も素敵ですが、
    アドリアンのコザック服もかっこいいと思います。
    馬に乗れるってかっこいいですね。

    やがてレオは革命に命をささげて亡くなりますが、
    その後のロザリンダは故郷に戻って
    どんな人生を送ったのでしょうか。
    激動の時代から、戻ってきてどんな人生を送ったでしょうか
    ふくろうは、アドリアンがロザリンダをきっと大切に
    守ったと思います。
    生きていることの幸せを感じながら二人は生きたでしょうね。
    レオも見守っていたでしょう。

    ふくろうはこのドラマティックな物語を何度も読み返し、
    少女の頃の気持ちを思い出しました。
    とても幸せでした。

    心の栄養になるコミックだと思いました。しみじみと外国を旅してきたような、
    心地よい疲れが感じられましたね。
    子どもの頃も今も、ふくろうは変わらずこの物語が大好きです。

    美しく格調高い作品だと思います。
    半世紀たってもちっとも色あせない作品です。
    この物語の世界が永遠に存在する、そんな気がします。
    ふくろうにとっては、行って戻ってまた行きたい世界です。

    ではまた。

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  • 水野英子名作選 白いトロイカ 第1巻

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は『水野英子名作選』、「白いトロイカ 第1巻」でございます。
    子供の頃、夢を見させていただいた名作でございます。
    子どもの頃の楽しみはコミックを読むことと、テレビでアニメを見ることでしたね。

    そこには夢がありました。見たこともない夢でした。

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    実はこの物語全部読んだことがありませんでした。
    だから今回本当に、夢のようです。
    水野英子さんのコミックが大好きでした。
    なにかこう、優雅で素敵な夢の世界が広がっていましたね。

    コミックを読んで、見たことのない国へのあこがれを抱いて、元気をもらっていました。
    ふくろうにも未来に素敵なストーリーが待っているかもしれない。
    そう思えました。

    美しい装丁にうっとりでございます。
    トロイカとくれば雪を思い浮かべますね。
    読み始めると夢の世界に入っていく感じです。

    手に取っただけで深い深い物語の世界に
    足を踏み入れる気がします。
    波乱万丈で、ドラマチック。
    ときめきながら読んでしまいます。

    なんせ、半世紀も前に読んだきりで、なかなか探せずにやっと、またこの作品にたどり着きました。
    水野英子さんの作品はいつだって心に深い足跡がのこります。
    幼いふくろうには、知らない世界が広がっていました。
    当時、本気でこのお話の主人公になりたかったですね。

    水野英子さんの描かれる男性主人公は、本当に素敵でした。

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    ロシアの大地、コサック、歌姫、恋など、
    少女の心をつかんで離さない魅力的なストーリーは、
    永久に心に残りますね。

    現にふくろうは半世紀超えても覚えていましたからね。
    どこがそんなによかったかといいますと、
    素敵なラブストーリーであること。
    それからヒロインのロタが歌うシーンですね。

    歌の内容がとても素敵です。
    画面からロタの歌声がふくろうにも聞こえてきましたもん。
    何て美しいお話なんだろうと思ったものです。

    ロタは幼児の頃実の両親とは悲劇的な別れをします。
    ですが、母親譲りの声がロタを歌手になる夢に導いていきます。

    子供の頃読んでいて、歌うってなんてすごいんだろうと
    思っていました。

    歌のためにロタは危険を顧みずペテルブルグを目指します。
    困った時に助けてくれたレオに惹かれるようになります。
    女の子ならこういう恋にあこがれますよね。
    正統派のラブストーリーです。
    半世紀たって読んでも色あせていません。
    ふくろうの心に再びしみこんできました。

    国家の体制が覆されるときに、圧政に苦しむ人々が
    どんな行動をするのかもきちんとえがかれていて、
    骨太な歴史漫画だと思います。

    水野英子さんならではの奥深い作品ですね。
    読みながら風も雪も体験してしまいます。
    胸を打つストーリーです。

    しかし恋するレオにはナターシャという婚約者がいたのです。
    この恋、どうなるんでしょうか。恋に障害はつきものですね。

    この第1巻にはもう一作『にれ屋敷』が入っています。
    こちらは悲恋でありながら幸せな恋が描かれています。
    人の心の切なさとか愛の強さを感じましたね。
    こちらのほうは完結です。

    次巻でまた。

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  • 薔薇のために9 最終話

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は『薔薇のために9』、「最終話 この空」でございますよ。
    いよいよ最後です。
    お母さんの挑戦を受けて立つ百合でございます。女は気合ですかね。
    無理なダイエットは若いお嬢さんはしないほうがよろしいかと思いますね。

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    妙齢の頃に無理なダイエットをすると、もれなく更年期の予想がつきますね。
    きついかもしれませんよ。
    さらに結婚してこれからお母さんになろうという方は、ふくよかでも、
    それが自然体で健康なら、そのままでいいと思いますね。

    さてお母さんのプロダクションなるものが存在したんですね。
    そこが結婚式を仕切ることになりました。

    ウエストをしめたいのなら、まずカロリーの消費量を増やすことですね。
    単純に使い方が足りないのだから多めに使う論理です。

    ただし三日坊主の場合は無理です。
    菫さんじゃあないけど、今まで落ちていないものを取り除くなら、
    はやめに取りかかるべきでしょう。
    三倍のトレーニングをいきなりこなせる百合は何者かとふくろうは思いますけど、
    無事ならラッキーです。もともと体力があるなら、すごいですね。

    皆さまこういうのを俗に、泥縄式というのではないでしょうか。
    若くて体力があるなら一時期細くなるのはできるかもしれませんね。
    キープするのはまた努力がいります。
    身体を動かすのを癖にしちゃいましょう。

    習慣が身を救うと思います。
    でもまあ百合が走りこんでしまってきましたね。
    筋肉がきちんと使えて姿勢はきれいになりました。

    みんなそれぞれ進化した最終話です。
    芙蓉さんと猫吉さんも幸せをつかんだようです。

    さらに作者は葵君の未来を予言していますね。
    この部分がふくろうはずっと気になっています。
    いい感じになっていくのでしょうが、いったい葵君は何になるんでしょうかね。
    教えていただきたいですね。

    運命の出会いは20年後なんて言われると、
    その相手は例えば百合の生んだ娘かも、と妄想しています。

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    幸せを手に入れるのには苦労もつきものです。乗り越えて手に入れたものは
    大事にしましょう。

    この物語を読んでいて心に残る素敵なセリフがたくさんありましたね。
    ズバリと物事の本質を言い当てている言葉が胸に響きました。

    この後百合がお母さんになって子供を抱いているシーンがあります。
    幸せそうに笑っています。
    笑い声が聞こえてきそうなシーンです。
    この「薔薇のために」は読後感がさわやかで不思議な気持ちになる作品です。

    ふくろうはこの作品を初めて読んだのは半世紀いきてからなので、
    恋もあるけど、家族の再生の物語だなと思いながら読みました。

    家族を通して何か大切なことを学ぶシナリオを人間は持って生まれている気がします。
    同じ人間が二人といないのと同様、同じ家族も存在しないでしょう。
    この世で家族になり、いろんな大変な経験から素晴らしいものを体得することに
    なるのかもしれません。

    人生に無駄なことはないと思います。
    それからこの世に必要でない人なんて、一人もいません。
    ラストで浮かんだイメージは、北海道のどこまでも青い空が見えて、
    涼やかな風がラベンダーや薔薇の咲いているところを吹き抜けていく、
    そんな光景でした。

    風が香りを運んでくれるでしょう。

    最後まで読んで一息つきました。またいつか読むと思います。
    この物語の世界に行って戻ってまた行きたいふくろうです。

    ではまた。

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