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  • 颱風とざくろ  石坂洋次郎

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    モーニング!ふくろうです。
    今日は石坂洋次郎さんの『台風とざくろ』でございます。
    タイトルはどういう意味なんでしょうか。
    最後に明かされますよ。
    「台風とざくろ」は、昔テレビドラマで見たことがあります。
    主人公の英子は大好きな松原智恵子さん。
    石坂洋次郎さんのドラマで主役はいつも
    松原さんが出ておられて、ふくろうの憧れの女性でした。

    ふくろうがドラマを見たのは中学生の頃だったと思います。

    このドラマの主題歌「あこがれ」を森山良子さんが歌っておられましたね。
    素敵な曲です。それから挿入歌の「並木よ」これもいい曲でしたね。

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    このお話では面白い会話がたくさん出てきます。
    会話が多くてちょっとふくろうは読むのに時間がかかりました。

    英子は恋人で先輩の一雄を山岳事故で失います。
    いきなり物語はここから始まります。
    二人の馴れ初めや思い出はそのあとから語られます。

    二人が出会ったことでそれぞれの家族の付き合いも
    始まります。
    そこで交わされる様々な会話が心に残る作品です。

    設定が、産婦人科医院と葬儀屋の家族のとりあわせなので、
    何かと人の生と死の話が出てきます。

    性の扱い方も、作者の人柄がよくでています。
    さわやかで新鮮で、胸を打つ描写がすきですね。
    健康的な人間像が魅力だと思います。
    前を向いて真摯に悩み、進んでいく人々がいます。

    口は悪いけど、心はあったかい人々が、交流しながら、
    主人公の英子の青春が進んでいきます。
    ふくろうとしては英子の将来に興味がありますね。

    悲しみを乗り越えてどういう風に未来を創るのか。
    作者の人生経験豊富な暖かさが伝わってきます。
    会話の言葉一つ一つが新鮮で、ふくろうの心に響いてくるのです。

    若いころこんな家族にあこがれたものでした。
    ユーモアと知恵が詰まった物語。
    石坂さんの小説を読むと忘れそうになっていたなにかを
    思い出すのです。

    ふくろうが「青春」ということばですぐに思いつくのは、
    石坂さんの小説のタイトルなんですね。
    そのイメージを心に入れていると、夢が見られそうでした。
    少なくとも勉強になりました。

    いまでも、それらの物語のなかに行って見たいと思い続けていますね。
    永遠にそこにある世界に。

    タイトルの意味は何だっけ?
    と考えていましたが、最後にわかります。
    このイメージがひらめいたと石坂氏は語っています。

    ふくろうも、自分の脳裏にイメージを浮かべてみて、
    自分なりでしょうけど、すごく新鮮な感じがしました。

    この物語には悪人が登場しません。
    その意味では安心して読めました。
    悪人を登場させなくても、平凡に見える人生でも、
    実は見た目ほど平凡で簡単なものじゃないんだ、
    と思いました。

    昭和40年代の作品なので、今の時代の世相や青春模様と比べると、
    当たり前ですがずいぶん違いますし、
    平凡に見えた両家の両親の人生も決して
    平凡で片づけられるものではなかったのです。

    英子がいつどうやって一雄の死から立ち直って
    新しい愛に生きる決意をするかを知りたいと思いましたね。

    英子自身もさらっといろんなことを言っているように見えますが、
    心の中まではさらっとはしていなかったと思うのです。
    愛する人を失った後は、神経も含めて体も動けないというか、
    声を上げられないような状況だと思えるのです。

    よく、「時間が薬だ」となくなったおじが言っていました。
    「人ひとりいなくなる」事の意味はどんな人にとっても
    重いはずです。

    乗り越えるための時間を過ごすわけですが、
    決して一人ではない。
    自分の家族、一雄の家族とともに生きてきたんですね。
    そういう人たちが存在するって、幸せですよ。

    性の問題についても歯に衣着せずみんなが語れるような
    明るい家庭です。拓けている家庭ですね。
    ここまで語れる家庭はなかなかないかもしれません。

    英子の言葉は時にきつい感じもするのですが、
    語れる言葉から出していたのでしょう。

    英子と二郎の恋も、周囲から見れば、進行の速度が遅い
    と思われていました。
    ゆっくりと時間をかけて心が寄り添う関係ですね。
    落ち着き払っているようでも情熱がないのではありません。
    タイミングって、両方が熟す時期のことだと思いますね。

    ともあれ二組の結婚式が行われたことは間違いがないと思います。
    昭和のドラマ、またみてみたいとおもっています。
    今見たらどう感じるでしょうね。

    そこもまた興味があります。

    石坂洋次郎さんの作品は、何だろう、
    ふくろうはいつも若葉の中にいるようなそんな感覚です。
    何度でも行って戻ってまた行きたい世界、なつかしい昭和の作品です。
    では。
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  • 心霊探偵八雲 secret files 絆 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は神永学さんの『心霊探偵八雲』「secret files 絆」でございます。
    表紙は思春期の八雲です。
    今回は八雲の生い立ちが語られます。
    晴香は一心に八雲の過去を聞きに行きます。

    そうですねえ、ふくろうだっても、聞きたいかな。
    思春期の八雲はどんな少年だったのか。

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    それにしても壮絶な運命を背負った子ですね。
    そしてその八雲を見守る母方の叔父一心の
    覚悟がわかります。
    運命はそれを生きてる本人には断りなく
    決まっているのでしょうか。
    それとも生まれてくるときに、そういう契約を交わしてきたのでしょうか。
    凡人のふくろうが頭をひねってもわかりませんね。

    さらに奈緒との関係もあきらかになります。
    いやもう、なかなかわからなかったので、
    ここまで考えて書かれた著者に感謝したいです。
    読んでいて本当に面白いです。

    運命の糸で結ばれた人たちの過去にふくろうは涙しました。

    この年頃の八雲にはかける言葉が
    なかなか見つからないのですが、
    それでも、ふくろうは
    「この世に必要でない人なんていない」と
    言ってあげたいですね。
    君が生きているだけでありがたいと思う人がいるのだと。
    君は愛される価値があると。

    八雲が今ここに生きていてくれるだけで、ふくろうも
    ただただうれしいですね。
    よくぞ生きていてくれたと思いました。

    疾風怒濤の思春期を八雲はどんな気持ちで
    過ごしたのか。
    ふくろうも心が痛みます。
    子供らしく胸を膨らませることがなかったのかもしれません。
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    叔父の大きな愛があったからこそ、苦しみながらも
    生きてきたのでしょうね。
    どうしたらいいかわからない、と八雲が言うのは、
    生い立ちが関係していますね。

    痛ましい限りの人生の連続を八雲一人が受けて立つって、
    逆境のありよう、ひどすぎませんかね。

    人生の始まりから、絶対的な基地であるはずの
    母親との関係が悲しい。
    そりゃあ理解できなくても仕方がないでしょう。
    成長とともにゆっくりと明らかになる様々な事実をたどって
    組み立てなければならない八雲は大変だったとおもいます。

    八雲とかかわろうと奮闘する担任の高岸明美も、
    必死で生きていた一人です。一心との関係も
    今まで明かされなかった部分がこの巻では明かされます。

    後藤刑事と八雲の関係も長いです。
    このころから事件にかかわっていたんですね。

    いったいこんなややこしい状況を
    支配してきた黒幕は誰なのか。
    辛抱強く待って、
    八雲は母親の気持ちにたどり着くときが来ます。
    人は自分の存在を肯定して生きていかなければ、
    やってられませんよね。

    それは誰かの手にゆだねるものじゃないです。
    生きるのに誰かの許可は必要ない。
    成長した八雲がいっていましたよね。

    ラストで現在の八雲が出ていますね。
    晴香に何やら言い訳めいた発言をしている八雲が
    おかしくなります。

    思春期を抜けて、現在の人間関係にいたり、
    八雲は成長してきています。

    そっけなくて不器用な発言が多い八雲ですが、
    人としてはやさしいです。

    人は言葉ですべてを伝えられるわけではないでしょうが、
    そうすると、あとは感じることでしょうか。

    八雲の気持ちを感じることができる人たちが
    八雲の周りにはいます。
    八雲は人の気持ちがわかる青年ですからね。

    今後も見守りたいふくろうです。

    ではまた。

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  • DVD 「舞台版」心霊探偵八雲 魂をつなぐもの  神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は「舞台版 心霊探偵八雲」「魂をつなぐもの」でございます。
    このドラマはテンポのいいヒューマンミステリーだと思います。
    高飛車で取りつく暇もない超皮肉屋の八雲が、
    難解な事件を解決に導く、面白い舞台でございます。
    笑うことがない青年、八雲です。

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    おかしくもないのに、笑えるかと、八雲に言われてしまいそうですね。

    この舞台は八雲の書籍でいえば
    1巻と2巻の内容を扱っています。

    八雲と晴香の出会いや後藤刑事と石井刑事も
    最初のころから見られます。

    複雑怪奇な物語です。
    あの世とこの世も巻き込んで
    こんがらがっている糸を八雲が解いていきます。

    俳優さんたちのイメージも、本を読んだときと
    ほとんど一緒で違和感がなく、
    さらに舞台ならではの視覚的な工夫が至る所に見られて
    とても楽しいです。
    特に八雲役の俳優さんの声がふくろうは好きです。
    姿も八雲のイメージですが、
    こんな声で八雲はしゃべりそうな気がするんですね。

    テンポよく進行していくドラマの中で、
    人の思いをきちんと表現しています。

    けだるそうな八雲は最初からかっこいいですね。
    何でも上から目線で語る青年ですが、
    心の中には苦しみを抱えています。
    一見暗くて不愛想に見えますが、
    そこはそれ、ふくろうだって外見だけで人を判断することはございません。

    八雲の態度がいつもMAXなのも、
    ふくろうにはある種の武装に思えます。
    それほど傷ついてきたのかと。

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    八雲は、右目では現世を左目では幽霊を見て話ができます。
    幽霊の説得をするんですよ。

    複雑な事件のクローザー(辞書には閉じるもの、とありました)が八雲の役割でしょうか。
    人の見えないものが見えるからこそ、
    未解決なものが解決できるんですね。

    PSYCHIC DETECTIVEとあるように、
    この手の事件では、
    推理や操作能力は素晴らしいですね。

    こういう能力がなければ
    たぶんこんなことはやっていなかったと思います。

    こういったドラマの形をしていますが、
    人の心や世相の中のやるせない事件、
    さらに加害者や被害者の心の闇を暴いていて
    興味深いです。
    実際に解決には、後藤さんとか石井さんとかが八雲を信じて、
    協力してくれますから、うまくいきますね。

    現実にドラマではなく、八雲のようなふしぎな力を事件解決に生かせたら、
    世の中もっと変わってくるでしょうか。

    そういう力を捜査に活用するには、その力を信じて実証する必要があるかもしれません。
    日本ではあまり聞きませんね。

    今のところ捜査方法として、認められているのかいないのか。
    時々テレビでも、そういう捜査をやっているのを見ますが、
    検挙率はどうなんでしょうね。

    冷徹に見える八雲が晴香をうるさそうに扱いながら
    次第に大切にしていく様子が見ていてわかります。
    晴香がピンチの時の八雲の行動力は頼りになります。

    後藤刑事と石井刑事のやり取りも楽しいし、
    ドラマが暗くならない笑えるシーンもあります。
    楽観的な登場人物は大事です。
    逆境は楽観的にとらえてまいりましょう。

    善意の人々が不器用ながらも力を合わせていく姿が
    すがすがしいです。

    誰でも心の闇がある、その意味もなんとなくわかります。
    でもみんな生きていていいんです。

    「生きるのに誰かの許可は必要ない」
    そう言った八雲の言葉が心に残ります。

    本は俳優さんとか脚本家さんによる対談になっていて
    こちらも興味深いです。

    では。

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  • DVD「舞台版」心霊探偵八雲 いつわりの樹 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は『「舞台版」心霊探偵八雲』、「いつわりの樹」でございます。

    ふくろう、舞台の楽しさを味わってわくわくしました。
    今回の舞台は客席が舞台を取り囲む形に
    なっていて、とても面白いやり方だと思いました。

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    こんな風にまじかでシーンが見られるのは楽しいでしょうね。
    一つの場所を何通りにも見せることができるって
    本当に楽しいです。
    演劇って、どういう場所で見せてもらえるかによって、気分が大いに変わりますね。

    観客との一体感がうれしいです。
    演劇ってどこで演じるのかによって、様々な工夫ができますね。
    この頃は、世界中の様々な場所で演劇やら歌舞伎やらが上演されています。
    大変興味深いです。

    料理とお皿ではないですが、
    どのお皿に盛るのかによって、見え方もまた違うのだと思います。

    劇場で見る楽しみは演技者が近い距離にいて、
    それを見ていられる観客も、感動するんですね。

    この物語は舞台に向いていると思います。
    作者が脚本も手がけています。

    この舞台版の八雲は、割と少人数で効果的に物語をすすめています。
    演出が楽しいですね。
    観客にわかりやすいです。

    人間同士の会話の中に八雲が存在することによって
    霊がかかわってきます。
    なので、
    霊と八雲の会話も観客は同時に見ることができます。
    目の前でそれを表現するのは面白いですね。

    登場人物たちはもちろん見えていなかったりします。
    それを考えると面白いと思います。
    見える人と見えない人がいるということ。
    もちろん観客はみんなわかっています。

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    このお話は幽霊に関してを言っていますが、
    世の中には人の気持ちが見える人や
    そうでない人も見かけます。
    ふくろうには、
    この物語は決して特殊な世界だとは思えないのです。

    誰でも、感覚的に鋭いものを持っていると思います。
    人によってどの感覚化は違うとしても。

    今回は石井刑事の悲しい過去もわかってきます。
    支配的な人間から逃げられなかったことが
    しこりになっています。
    正直でやさしいから利用されるばかりでしたね。
    わかるなあ石井さんの気持ち。

    悔しかったでしょう。
    絶対許せない気持ちになりますね。
    石井刑事よく頑張ったと思います。あっぱれ。
    人として立派です。

    人間の形をしていても人間の魂が入っていないと、
    おかしなことをやってしまうんじゃないかな。
    でも最後で石井刑事に「ありがとう」
    と言って消えていきましたね。
    よかった。本当によかったですね。
    石井さんがある意味報われた瞬間です。

    クールで皮肉屋の八雲ですが、
    こういった人の苦しみはよく理解しています。
    八雲はつらい思いを持った石井刑事をだきしめています。
    感動ですよね。
    八雲も石井刑事も二人とも、暖かさでおおわれて、過去より一歩前に
    踏み出せると思います。

    認め合う。自分もよく頑張ったと、自信になりますよね。

    ヒューマニズムを感じます。これはそういう物語ですね。

    全編を通じて音楽がユニークで面白いですね。
    和風な感じもあってふくろうは好きです。

    演劇の面白さを堪能できました。
    舞台って本当に素敵ですね。
    DVD ブックなら何回も見られます。

    ではまた。

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  • DVD 「舞台版」心霊探偵八雲 魂のささやき 神永 学

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    皆さまこんばんは、ふくろうです。
    今日は八雲の「舞台版」でございます。
    DVDブック、脚本がついています。

    舞台で上演された『心霊探偵八雲 魂のささやき』を発見して驚きました。
    動画で見られるとは思いませんでした。
    アニメ、書籍、舞台など幅広い八雲でございますね。

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    いきなり舞台版のDVDを見つけてうれしかったふくろうは
    舞台のセットはどうなのだろうかと、
    興味深々で早速見て見ました。

    実写版で視覚的に鑑賞できるのはありがたかったです。
    アニメになっていたのは、子ふくろうからの情報で知ってはおりましたが、
    実写版が断然ふくろうには楽しかったですね。

    演劇の楽しさを十分に味わえました。
    だってミステリーですからね。
    舞台でこの物語をどう表現するのか、
    見えるとか見えないとかをどうするんだろうと素朴な疑問をもっておりました。

    見てみたら、舞台ではそういう風にこの世界観を表現するんだと、納得いたしました。
    どのくらいの広さの舞台かとか、お客様との距離とかもよかったです。
    この劇場であの客席で見るなら、こんな感じなんだと、感動しました。

    芸術の表現の工夫は面白いですね。舞台ならではの楽しさがございます。

    演劇の八雲も見に行きたいと思いましたね。

    これはDVD BOOKなので、DVDと脚本が載っています。

    心霊かかわりのドラマを舞台でどんなふうに
    表現するのだろうと興味津々でした。

    DVDの舞台のほうは舞台らしい工夫があって
    楽しめました。
    ミステリーでしかも心霊もありで、
    時間内に内容ををわかりやすく見せてくれましたね。

    実際に舞台でやるとなると舞台という制限はありますが
    書籍でも楽しかったけど、
    舞台での八雲の活躍もかっこよかったです。

    ふくろうのイメージ通りのイケメン八雲でした。
    ワイシャツにズボンだけの衣装ですが
    学生だし全然かっこよかったです。

    質素な感じがとてもよかったな。
    ストーリーも最後まで謎を追いかけながら
    解決に導いていきます。

    最後の後藤刑事のセリフが泣かせます。
    グッときました。
    そういう風に言ってくれる人がいたらしあわせですね。

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    本の巻末にあるオリジナルショートストーリーが素敵です。
    「舞台パンフレット」より、とありました。

    原作者と演出者がそのままで
    八雲のストーリーに出てきます。これは楽しい読者への贈り物だと思います。

    作者のこういったサービスは楽しいですね。
    この舞台、八雲と晴香も見に来ていたんですね。
    楽しさ倍増です。
    登場人物が愛されているのだなと思いました。
    もはや現実です。

    舞台も書籍も、作者のメッセージが登場人物の
    セリフにしっかり埋め込まれています。
    そのメッセージにはふくろうはいつも感動です。

    大事なことがいつも入っています。
    怖そうなお話なのに、読後感がさわやかなんですね。
    頭脳明晰な八雲が霊が見える力を使って、
    謎解きをします。

    決して万能の霊能者ではありません。
    書籍で読むとよくわかりますが、
    苦しんだ過去もあり屈折しているのです。
    でも正義感とやさしさを持つ青年です。

    ふくろうは書籍で読んでから舞台を楽しむと、
    一粒で二度おいしいと思います。

    どちらにもよさがあります。
    どちらの八雲もふくろうは大好きです。

    ではまた。

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  • 心霊探偵八雲9 救いの魂 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は神永学さんの『心霊探偵八雲9』、「救いの魂」でございます。
    後藤さんは心霊専門の探偵を始めたみたいです。

    シリーズ9巻目でございます。
    八雲の高校時代の友人が出てきます。
    八雲は高校時代も大変だったんだろうな。
    たぶん人生全部が大変ですね。

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    さてふくろうは、気になることがあります。
    大学4年の八雲は就活はどうしてるんでしょうか。
    見たところ何かしているようには見えませんね。

    このまま、探偵業でも始めるのもいいかもしれないですね。

    職業適性はどうなのでしょうか。

    晴香のほうは教師になるんでしょうか。
    八雲にいわせれば「世も末だな」と
    いつもの毒舌が冴えています。

    皆様、英心さんに、寺の住職になるように
    薦められているんです。

    今のまんまでお寺の住職というのは
    しっくりきませんけど、
    お寺に後藤一家も住んでることだし、
    いいかもしれませんね。
    家族になれるんじゃないかな。

    ふくろう、何はさておいても、八雲には人の体温の感じられる環境といいますか、
    暖かい安らげる場所をぜひ確保してあげたいと思いますね。

    帰りたい場所があれば、疲れをいやせますよね。
    普通の当たり前の場所で過ごせればいいなと思います。

    生まれてきてよかったと八雲が思って生きていければいいでしょうね。

    この環境を選んだのは八雲ではないのです。
    つらかったらいやせる場所、自分を大切にできる場所、そういうのがあったらいいな。
    この物語では、後藤さんや、晴香が八雲を守っています。

    様々ないやな経験をしてきて、それを乗り越える強さも八雲ならきっと持っています。
    ふくろうは信じたいですね。
    幸せな未来を手に入れるために、仲間と一緒に楽しい時間をたくさん過ごす。
    人生の収支決算みたいなものがあるなら、全体の中で、楽しい時間のパーセンテージを
    増やしていってほしい。

    八雲は純粋さを失っていないので、それは宝物ですね。
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    卒業後は部室に住むわけにはいきませんよね。
    いずれにしても晴香との関係も今後にかかっています。
    八雲を愛する晴香も、八雲の心の奥は読みにくいみたいです。

    八雲が晴香に出会ってから変化したのは事実ですよね。

    今回は樹海が舞台です。
    八雲のような霊体質だときついでしょうね。
    見える数も半端じゃないでしょう。

    八雲自身は浄霊はできません。
    ですができることで
    誰かを助けることはできるかもしれません。
    それは八雲の救いになるでしょう。

    同級生の妹の生霊は八雲に頼みがありました。
    見える世界と見えない世界が交錯するなか、

    八雲は、様々な情報を照らし合わせて
    事実を導き出していきます。
    愛する心が目を曇らせることもあるんですね。

    ラストまで息がつけません。

    いつものように石井さんや真琴さんも協力して
    恐ろしい事件が解明されていきます。

    過去もいろいろ関わってきた仲間ですから
    息はピッタリです。
    石井さんも真実の愛に目覚めます。

    両目の赤い男は相変わらず誰かの身体を狙っています。
    さらに、あの七瀬美雪も現れて八雲は負傷します。
    まがまがしい存在が元気でいるのも困りますね。

    クールな八雲、健在でございます。
    しかし、八雲のけがが心配なふくろうです。

    取り逃がした七瀬美雪はこのままおとなしくしている
    とは思えません。
    なぜこんなに逃げられるのか、不気味な感じですね。
    生きてる存在の中では最凶だと思います。
    そしてあの世にいるにもかかわらず
    八雲たちのスキを狙っている赤目の男。

    次回はどうなるのでしょう。
    八雲が早く元気になってほしいですね。
    八雲が就職する姿を見たいふくろうです。
    この若者は光を見つけています。
    その光を頼りに歩いて行ってほしいですね。

    ではまた。

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  • 心霊探偵八雲8 失われた魂 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。今日は『心霊探偵八雲8』、「失われた魂」でございます。
    今回は、八雲が 「WANTED(お尋ね者)」 でございますよ。
    えー、どうなるんでしょう。気になりますね。

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    またまた波乱万丈のストーリーでございます。
    殺人犯の七瀬美雪、健在です。

    悪いやつが元気なのは、ふくろうも耐えられません。
    どこからでもサバイバルしてきそうなその生命力は驚嘆に値するとは思いますけど、

    この人がずっと健在だと、ふくろうも不安になります。

    はっきり言って七瀬美雪が張り切っていると
    ろくなことがありません。
    この邪悪な存在に利用される人が後を絶たないのは
    なぜなんでしょう。

    悪い奴って利用できそうな相手を探し当てるのがうまいと思います。

    さて、今回の事件も複雑怪奇です。
    ただ今までより、八雲の気持ちが前面に出て
    描かれています。

    そして事件がラストに近づくにつれて
    八雲の出生の秘密が解き明かされていきます。
    この巻でやっと、そうだったのねと分かってきます。

    思いもよらない事実にふくろうもしばし沈黙です。
    コメントできそうな段階ではないですね。

    八雲も一心もその事実に長く苦しんできたのですね。
    八雲のお父さんは未だにさまよっているし、
    七瀬美雪に至っては
    その人物を追い求めてやまないのです。
    それで八雲の命を狙うんですから
    たまったもんじゃありません。
    胸に重いものを抱えたまま吐き出さないと、持ってる人は病気になると思いますよ。
    誰か信用できる人に、聞いてもらったり、とにかく気分がよくなることを
    やりつくすべきだとふくろうは思います。

    お父さんという人は八雲の体を乗っ取りたいばかりです。
    八雲は疲れますよね。もはや親の情などを期待できる状況ではありません。
    八雲自身の身を守ることが最優先でしょう。
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    ここまで八雲はどうやって心のバランスを取っていたのでしょうね。

    しかし今八雲の心の支えは間違いなく晴香です。
    命が果てるかもしれないときに一番会いたかったのは
    晴香ですね。間違いありません。
    これが八雲の守りたいものです。

    命がけで晴香を守る八雲がかっこいいです。
    面と向かって晴香には言わないけど、
    行動がそれを語っています。

    素敵ですね。
    そんなすごすぎることが山ほど続いて、
    やっと二人が少しづつ近づいて行ってます。
    普通じゃあないすごすぎることばかりですが、
    何とか乗り切ってこれましたね。
    愛や信じること、そして逆境に立ち向かうこと、人生には
    嵐はつきものです。
    楽観的に生きていくしかないでしょうね。
    小さな希望でも、大事に抱いて進むならきっと好転する時が来ます。

    晴香も八雲も、以心伝心でお互いが大切な存在だとは
    わかっていますね。言葉はいらないです。
    さらに警察を免職になった後藤さんが
    探偵事務所を立ち上げるっていってます。

    きいただけでは後藤さんと心霊ってミスマッチな感じがします。
    心霊事件専門ですよ。

    奥様の敦子さんはあっけらかんとしておられるし、
    ふくろうはもちろん応援します。

    八雲をひっぱりまわしましょう。
    この世で八雲に使命があるとしたら、その居場所は後藤さんの近くにしたほうが
    いいと思いますね。

    乞うご期待ですね。
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  • 心霊探偵八雲7 魂の行方 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は神永学さんの『心霊探偵八雲7』、「魂の行方」でございます。

    神隠しにあった真人の友達を助けるために
    八雲は長野に向かいます。

    今回は八雲の謎がまた一つ見えてまいります。
    プロローグでまたまた胸騒ぎがしますよ。

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    さておじさんの所に引き取られた真人は
    ともだちがいなくなった責任を感じて
    晴香と八雲に助けを求めてきます。

    この事件を追う八雲たちと、
    逃走した七瀬美雪に襲われながらも命がけで頑張る
    石井刑事の活躍が並行して進んでいきます。

    赤い目をした男の生首を取り戻しに来る七瀬美雪
    の深層心理を、愛だと真琴はいいます。

    50年前に起きた謎の殺人事件を追っていく
    八雲たちは赤い目をした母子の悲しい事件の真相に
    迫ります。

    間違いなくその子供は八雲の父親だと八雲は直感します。
    鬼の話にふくろうは泣きました。
    そして、自分の命が果ててもわが子を思う母親の霊に
    感動しました。

    母親というものはこの世を去っても
    わが子を心配して後ろについているものだと思います。

    ふくろうの父は、幼くして母と死に別れましたが、
    死んだ後もずっと末っ子を心配してわが父の
    後ろについていました。
    それがわかったのは、父の友人のそれこそ「八雲」みたいに
    霊視できる方が教えてくれました。
    「おふくろさんて、ありがたいもんだよね」
    とその人が言っていました。

    もちろんふくろうにとっては祖母ですね。
    先祖供養をした後に、このおばあちゃんは紋付を着て
    ひいばあちゃんと一緒にふくろうの夢に出てきました。

    「おばあちゃん、一緒に写真を撮ろうよ」
    と話しかけてみたら、にっこりして恥ずかしそうに
    消えていきました。

    喜んでくれたんだなと思いました。
    写真でしかあったことがなかったのですが
    すぐにわかりました。

    八雲曰く、元は人間だから、
    その通りですね。思いはあるのです。

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    このお母さんの霊は八雲のおばあさんになりますね。
    八雲は愛おしかったと思いますよ。
    幼い息子を残して逝くしかなかった無念の人生でも、
    最優先で会いたかったのは息子だったんですね。

    今回も石井刑事が気絶するほどの奇怪な捜査になります。
    お気の毒でなりませんでした。大変な仕事ですね。

    それにしても、七瀬美雪のタフなこと、
    驚きますね。

    いずれ八雲と対決の予感がします。
    八雲とお父さんとの対話は平行線です。
    相容れません。
    ですがお父さんが今のようになったのも
    その人生を考えれば気の毒ですね。

    ただしやっていいことではありません。

    幽霊相手に対決する八雲も大変ですね。
    今回もハラハラドキドキの予断を許さぬ展開でした。
    先が読めないので、そこがまた楽しいのでございますよ。

    今回は親子の愛情のお話です。
    八雲は真人の中にいる祖母を抱きしめてあげていましたね。
    「おばあちゃん、大変だったね」
    という気持ちだったのではないでしょうか。
    八雲のやさしさですね。

    ふくろうはこの美しいシーンが大好きです。

    今回も晴香や真人それにほかの人たちにも
    霊が見えるシーンがありますね。
    波長が合うときがあるんでしょうね。

    ラストで後藤刑事が幽霊に頼まれごとをされることに
    なります。
    このシーンも心が温まります。

    ではまた次巻で。

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  • 心霊探偵八雲6 失意の果てに 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は『心霊探偵八雲6』、「失意の果てに」でございます。
    両目の赤い男はいったい何のために現れたのか、
    家族を守るために八雲は立ち向かいますよ。
    でも、いったいどうやって守るのでしょうか。
    物語はどんどん深く進んでいきます。

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    殺人鬼の七瀬美雪は刑務所にいて殺人予告をします。
    中にいてそんなことが可能でしょうか。
    その相手は一心でした。八雲を苦しめるために
    そんなことをするのでしょうか。
    不思議なんですが、どうして八雲がうらまれるのでしょうね。

    病院をさまよう少女の生霊と、殺人予告には
    関係があるのでしょうか。
    謎が謎を呼び、信じられる人は誰なのか
    ふくろうも気が抜けません。

    後藤、石井、両刑事は一心を守ろうとします。
    しかし、事件は起こってしまいます。

    八雲は自分のことを多くは語りません。
    晴香をどう思っているのか、
    晴香は不安です。

    叔父さんの一心は八雲を幼いころから見守ってきた人です。
    八雲に遠慮するくらいやさしい叔父さんですよね。
    家族だから遠慮しなくてもいいと思います。

    七瀬美雪と八雲の父親らしい両目の赤い男とは
    つながりがありそうです。
    美雪は異常に八雲に嫉妬しています。

    この赤目の男は八雲にとっては父親とは認めたくない
    人物です。

    ラストで、なぜこの男が八雲に執着していたのか
    わかってきます。
    もちろん親としての愛情は持っていません。
    人とは言えない存在です。

    そして相変わらず孤独な戦いに挑む八雲に
    晴香が怒るシーンがあります。
    「みんながあなたを大切に思っていること」
    を泣きながらぶつけます。

    叔父の脳死については怒りが止まらないでしょうが、
    ここで八雲は大きな決断をします。
    このおこないは誰かを救うことになりますね。

    尊いです。なかなかできないことです。
    八雲は決して呪われた子ではありません。
    この世に生を受けたのはきっと意味があります。
    この世に必要でない人なんかいませんよね。

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    八雲は恋に関しては気弱な若者ですが、
    ぬくもりを感じて変わっていきますね。
    八雲のような生い立ちなら、いろんなトラウマがあっても不思議ではないですよ。
    よく、壊れないで生きていると思います。
    強いですね。

    ふくろうはり付いていたものが溶けていくように
    八雲に春が来てほしいと思いました。
    晴香は暖かい体温を持っています。

    後藤刑事、石井刑事も暖かいですね。
    みんなに抱きしめてもらって体温を上げましょうよ。

    ラストでおじさんに別れをする八雲が切ないです。
    居なくなってはじめてその人の大切さが身に染みるんですね。
    どうやら奈緒ちゃんつながりで
    後藤刑事と家族になるみたいですね。

    叔父さんはきっと笑顔でしょう。
    暖かい人たちに八雲を託しましたから。
    心残りは八雲のことでしょうね。
    でも八雲はきっと幸せになるとふくろうは思います。
    苦労は無駄ではありません。そこにはきっと何か得るものがあるはずです。

    この先もにぎやかで笑い声が聞こえそうな感じですね。
    八雲の毒舌にはますます磨きがかかりそうです。

    八雲にしても石井刑事にしても春を楽しめそうですね。
    誰も無二の存在です。

    真琴さんの言っていた
    「あなたはあなたです」
    の言葉がふくろうは心に残りました。

    それにしても夜桜ですか。
    うらやましいですね。

    ではまた。

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  • 心霊探偵八雲5 つながる想い 神永 学

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    こんばんは、ふくろうです。
    今日は神永学さんの『心霊探偵八雲5』、「つながる想い」でございます。
    八雲が消えてしまいます。
    いったいどうしてなんでしょう?
    もしかして誘拐された?
    ふくろう、気をもんでおりますよ。

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    心なしか八雲が
    やさしくなっているように思えるふくろうです。
    でもこの巻ではある時点から黙って消えてしまいます。
    八雲の行動も謎だらけですね。まだまだ謎が多いですね。

    いきなりではふくろうもどうなるのかと心配しました。

    この巻では八雲それに後藤刑事までもが視界から消えます。
    晴香や石井刑事それから八雲のおじさんの一心、
    上司の宮川、晴香の母の恵子も、みんな総出で
    八雲の行方を捜します。

    相変わらず事件のほうはおどろおどろしいものですが、
    八雲の出生の秘密が語られます。

    晴香の愛と執念が八雲を守ります。愛は勝つ。
    危なかったですね。

    自分が愛されるはずがないと思い込んでいる
    八雲は、誰にも詳しく語らずに姿を消すんですね。
    よくわかります、そこのところ。
    自信がないと人との関係で踏み込めないんですね。

    今回の事件はそういうところもネックになっています。
    ふくろうも若いころいまいち自分を
    大切に思えなかった時期がありました。

    ところがある人の「君は必要な人間だ」という言葉で
    はじめて、自分に自信が持て始めました。
    八雲がいう、利用する人間とそうでない人間という区別
    がふくろうにもわかります。

    今回八雲のお母さんとの接触といいますか、
    大ピンチの時に霊となったお母さんが子供を守るために
    悪に立ちはだかりますね。
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    感動の場面でした。母は強し。
    母親ってそういうもんです。

    ふくろうの亡くなったおばあさんも、ふくろうの父にずっとついていました。
    愛の力はなんでもとび越えて働きますね。

    お母さんの思いを感じて
    八雲は少しでも救われたでしょうか。
    ピースが一つくらいははまったかもしれません。
    さらに八雲の父親になろうとしていた男性が
    八雲を助けるために霊になっても助けてくれましたね。
    心の広い男性だったんですね。
    これも感動です。

    この男性が晴香には見えてましたよね。
    波長が合ったんですかね。不思議です。

    八雲と晴香の因縁も浅くないみたいだし、
    八雲は一人ぼっちじゃあないんだよと、
    晴香や周りの人たちがシグナルをだしていますね。

    それにしても真相がなかなか見えませんでした。
    次どうなるんだろうかとはらはらしながら最後まで
    読みました。

    ワクワク感がたまりません。
    後藤刑事も石井刑事もご苦労様です。
    二人が丈夫で本当によかったとおもいます。

    今回も巻末にオプションみたいな心が軽くなる
    エピソードが載っています。
    ふくろう、八雲の日常に思いをはせました。

    霊の頼みに嫌と言えない八雲でしょうか。やさしいのかな。

    ではまた。

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