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こんばんは、ふくろうです。
今日は『宮廷女官若㬢(字幕版)28砂漠に帰する日』でございます。
先帝の時代から父親とは思えない仕打ちを受けたと九皇子は言います。
まあ、そのとおりですね。
血を分けた親子ではありますが、先帝の仕打ちは、皇太子に甘く、他の皇子にはきびしかったですね。
だからこんな兄弟間の争いが起こっていると、ふくろうも思います。
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何から何まで、差をつけられた子供たちでございます。
お父さんからそういう風に扱われたらかなしいですよね。
そこは、徳妃が四皇子に冷たい仕打ちをしたのと同じですね。
今のようになっても仕方がないとおもいました。
八皇子たちは忍び寄るものに気が付いていますかね。
この後の歴史、若㬢は知っています。
考えたくないでしょうね。
さて、若欄は危篤ですね。
若㬢は八王府に帰っていきます。
姉と話をします。
この時の話が興味深いです。
青山という恋人のことを語る若欄は幸せそうでしたね。
どんな青年だったのか、なんとなくわかってきましたよ。
若き日の若欄がどんな娘だったのかもとてもよくわかります。
草原の恋ですね。
素敵な若者だったようですね。
見ながら、ふくろうも泣きそうになりました。
若㬢に語って聞かせる若欄の眼がとても輝いておりましたね。
大事な人を語るとき、人間は幸せそう表情をしますね。
自分が死んだら、青山に会えるとうれしそうにかたります。
ただひとつ、悩み事がありました。それは、皇室の墓に葬られることになってしまうのでした。
それを知った若㬢は姉のために八皇子に離縁を願い出ます。
若欄の願い、切実ですよ。
せめて思い人と一緒にあの世では暮らしたい。
何のための一生だったのか。
女性に自由はない時代、人生の主役になれなかった女性は、幸せをどこに求めたらいいのでしょう。
夢も希望も、女性にはなかったのですね。
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若㬢は姉の気持ちを救いたい一心でしたね。
若㬢にもお姉さんは大事なひとでした。
八皇子は明慧に言われてやっと離縁状を書きましたね。
彼の思いはかないませんでしたね。
大事な人からは絶対に愛されない運命のようです。
心は折れっぱなしですね。
やがて、雍正帝も許可をだして、西域に若欄は埋葬されます。
青山との合同葬になりますよ。
せめて、お姉さんの気持ちを汲んであげて、お父さんも二人を一緒にしてあげてほしいです。
お姉さん、見事に意志を貫きましたね。
見事にただ一人の男性を愛し抜きましたね。
お姉さんの気持ち、きっと安らかだったと思いますよ。
今回、明慧は覚悟の気持ちを八皇子に語ります。
この人も愛情深いですね。
緑撫が側室になれなかったのは素性と身分がからんでいました。
若㬢は、いつでも会えるように夫人にはしないと雍正帝は言います。
なるほどねえ、何人かいる側室の札の中に仲間入りしたら、何日かに一回会うだけの関係になってしまうのですね。
しかも、若㬢のこころにはたぶん宮中にいることに対して、不満があるのだと思います。
皇后にして、はどだい無理ですね。
皇后はできた人ですね。
十皇子、九皇子もどこやら遠くに行かされることになります。
十四皇子は若㬢に、宮中を出たいなら、協力すると持ち掛けます。
十三皇子は娘を家に連れて帰りませんね。
なんだか、昔の十三皇子とは違う人みたいです。
宮中にいたら、幸せから遠くなるのでしょうか。
若㬢自体やはり他の夫人に嫉妬しますね。
こういう生活、想像できたはずですね。
雍正帝が実母から疎まれていることをほかの皇子たちは笑います。
特に不遇をかこつ八皇子派の皇子たちは、四皇子に不安を抱きながら生きています。
おそらくお互いに密偵を使っていることでしょう。
女性たちは政治の道具ですね。
愛などなくてもいいのです。
一族の栄華のためには何でもありですね。
意に反した結婚であっても、従うしかないですね。
この国では生きている間に、誰もしあわせになっていない。
権力争いで、戦争に行かなくても人が死んでいきます。
汚職とかが多くてその対応に追われる雍正帝ですね。
皇帝になったというのに、こんなはずではなかったとなげいているのでしょうか。
では。
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