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こんばんは、ふくろうです。
今日は東川篤哉さんの『もう誘拐なんてしない』でございます。

エンターテインメントでございました。

先がなかなか読めずに最後までどんどん引っ張っていかれました。
至る所に笑える要素が満載で、声を上げて笑える,いうなれば、腹筋や肺活量を鍛えつつ読み終えられる楽しいミステリーです。

 

あれよあれよと読者に暇を与えずに、スピーディな展開が繰り広げられます。
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探偵が出てくるわけではありませんが、花園皐月が事件の謎を解いていきます。
最初、絵里香か、樽井翔太郎のどちらかが主人公かなと思いながら読みました。

ここはまあ、翔太郎君が可愛そうなので、一応翔太郎が最初から最後まで重要登場人物であったと言うことでまとめたいと思います。

 

かっこいいスーパーヒーローとかが出てくるわけではありません。
読んでみると、情けない翔太郎がどうやら最後まで頑張って、最後に活躍するんです。

そういうタイプのヒーローといえばいえるかもしれません。
巻き込まれ型のヒーローでしょうか。
とはいっても下心はありながら絵里香を救おうとします。

花園組の組長より長女の皐月が組を取り仕切っている感があり、
その事実は父親の組長もわかっています。

割とマイナーなやくざの組での出来事ですね。
タイトルからどんな話か想像していましたが、
最後まで楽しませてくれたし、どんでん返しの推理のトリックを
皐月が解きます。

この皐月姉ちゃんはすごく強い武闘派の姉御です。
この人物がこの物語のスパイスみたいに思いました。
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探偵も出てこないお話をどうおさめるのか。そこが知りたかったんですね、ふくろうは。
いったいどうしてくれるの?という気持ちでした。
興味をもって最後まで読みましたね。
弱小やくざの一家の中での覇権争いも絡んでいて、後半は殺人事件ですね。

殺人犯を退治する方法もなかなか面白かったです。
翔太郎の決死の突撃が最高にすごかったです。
かっこいいかどうかはさておいて、
この結末に必要なことだったのねと、納得しました。

 

ミステリーやコメディの要素もあるので読みやすいです。
落ち込まずにほっとして読み終えました。

タイトルのつけ方が素敵です。
この言葉は翔太郎の気持ちをそのまま表しているのかな、という気になります。

 
そりゃあそうだよね、単なる偽装のはずだったのに、思わぬ方向に行くんですもんね。

世の中、おもったようになんでも行くとは限らない。
こりごりしたという感じがタイトルに出てますかね。
内容も暗示していてわかりやすいタイトルだと思います。

笑えるミステリーでございました。

では。
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