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こんばんは、ふくろうです。
今日は野村萬斎さん主演の『陰陽師Ⅱ』でございます。

雅な世界、行ってまいりました。
原作は夢枕獏さんですね。
原作は原作で大好きで呼んでいますが、実写版で萬斎さんが演じる安倍晴明がとても素敵で見飽きませんね。

ふくろうは不思議な世界が大好きです。今回神話も出てまいりますよ。
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鬼、ときけば、祭りの神楽を思い浮かべますが、
今回は出雲と大和の確執が発端ですね。

草なぎの剣を大和が奪った過去があって、出雲の多くの人々の血が流されたわけです。
神楽のヤマタノオロチは神楽の公演のラストによく上演されます。
ふくろうも大好きな演目ですね。

この物語に出てくるのが出雲の国の王、幻角、そしてその息子の須佐とその姉、卑弥呼と呼ばれて都で育った娘です。
二人の体には同じ印がありました。

実は幻角が大和に恨みを晴らし、大和を滅ぼそうと画策します。

そこまではわかりますが、息子にやらせるまでに、なぜ王である幻角が自分でさっさと復讐でも何でもしなかったの?とふくろうはやや疑問でした。

神様との取引、約束をしたときに、娘にも同じ証のしるしができてしまいます。

母親のつくよみは反対したのですね。そのあと命を失います。
萬斎さんの動きから目が離せません。
美しいので、見ていると気分がいいです。

特に最後の天の鈿女の舞がとても素敵でした。
ここだけで、もうこの映画を見てよかったと思いました。
美しかったです。
表現者としての萬斎さんは本当にすごいですね。

美しいものを見ると寿命が延びる気がします。

とにかく生きている間はきれいなものをどっさり見たいと思っています。
幻角は奇跡的な力で人助けをしています。
人々を魅了するにはっこういった奇跡が一番効果がありますね。

映画のシーンはどれも色彩も美しく気持ちがよかったです。
平安時代、貴族は優雅に暮らしていたでしょうが、
庶民は、野垂れ死にも多かったかなと思います。

背景の中で、晴明が歩くしーんで、
バックには道端に倒れたような人が見えました。
ふくろうが思うには、
都に労役で地方から集められた人が多くいたのではと思います。

もちろん、旅費とかは自分持ちで都に行くわけです。
地方でまずしい暮らしをしていた人々は、
一家の働き手を取られますよね。

無事に労役を終えたとしても、帰りの旅費もままならないとしたら、
帰りにはのたれじにもありだったでしょう。

倒れて亡くなったとしても、
誰も弔いを出してくれなかったのではと思います。

きれいなところは貴族のいるところだけで、
あの誰かが倒れているようなシーンが象徴的でした。

亡くなって放っておかれたら、
そこここに遺体の腐敗があったかなと思いました。

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晴明はいろんなことを知っているはずですね。

帝のことをあの男とよんでいましたね。
博雅にたしなめられますが、就職先は帝のところでしょうから、
きかれたらまずいですね。

楽しいシーンの一つに、晴明が調べ物をするシーンです。
巻物たちが自発的に広がったり巻かれたり、宙に浮いていたり、
さまよっていたり、
宇宙船の中さながらでした。

晴明の力でしょうが、何て便利でしょうね。

さらに雅といえば博雅さんの笛が魅力的です。

中世、闇、鬼。
陰陽師はたいていの困りごとを解決しなければなりませんね。
特に為政者側が、従わないものを殺すことは
よくあったのではと思います。
そのため為政者は恨みを恐れて殺した相手を祭るんですね。

怨霊を恐れてるなら、ひどいことをしなければいいのにと思いますね。
大体殺された後に祭られて、どこがうれしいのかと思います。
人間の死亡率は百パーセントなのに、
はやくあの世に送ってもらっては困りますよね。

子どものころから、昔々のお話の世界は、都が出てまいりました。
都ときくだけで、ワクワクするものがあります。

この映画では剣が泣く、ということが起きてきます。
出雲から大和が奪った剣です。
泣きたくもなるでしょう。
ここは居場所ではないと告げているかのようですね。
持ち主を恋しがる風に見えますね。

萬斎さんの演じる晴明は、怪しさも美しさも、
そして陰陽師としての底力も十分に感じさせます。
この世の人であるのに、どこか浮世を離れた存在にみえます。
ふくろうは魔法使いのマーリンも好きですが、
晴明の使う術も魅力があります。
淡々とすごいことをやってのけますね。

汗を感じさせないですね。そこが好きです。

萬斎さんの鈿女の舞のたおやかさにとにかく魅了されました。
いつまでも見ていたいと思いました。

衣装と体の動きが作り出す線が素晴らしかったです。

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