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こんばんは、ふくろうです。
今日は『尚衣院-サンイウォン-』でございます。
時代劇のパク・シネさん、初めて見たかな。
気品ある王妃の役が光っておりました。
朝鮮王朝の王様たちの衣料について、いろんなことがわかりました。
主人公は、ドルソクとゴンジンという二人の仕立てをするデザイナーの物語です。
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王朝の衣装の裏話が興味深かったです。
一つの道に一生をかけて生きる人たちの姿が心地いいです。
ドルソクは両班になる日を夢見て働いておりました。
そりゃあなりたいですよね。
王様や王妃様の着られる衣服はいつみても業かで美しいですね。
パク・シネさん演じる王妃様は悲しい人生を耐えています。
王様は王様で、日陰で生きてきて、兄が亡くなってやっと王様になりました。
しかし、王様の生活は面白くないことばかりです。
兄への劣等感やプライドが邪魔して、王妃様とも打ち解けられないのです。
王妃様のせいではございません。
王妃様は長い間耐えてこられました。
この二人の間で、衣服を作ることで人間関係を変えていこうとするゴンジン。
人間ドラマと、衣服もたらす喜びが感じられて楽しい映画でした。
ラストで誰が幸せになったのか、一言では言えません。
王妃様は王様にいいたいことを言いました。
今後もずっと冷たい関係に終始するのかな。
この人たちは自分から動きませんよね。
ゴンジンが王妃様を思うようになっていくのが描かれています。
ですがゴンジンは最後まで王妃様になにも求めませんでした。
結ばれなくても、このくらい徹底して愛するのは見ていてすがすがしいですね。
登場人物の中で、ゴンジンが型破りなデザイナーとして市井で生きる姿が輝いていましたね。
王様に愛されない王妃様に、引き立つ素晴らしい衣装を用意するところが楽しかったですね。
あの、王妃様が静々と入ってこられるシーンがとても美しかったなあ。
ヘアスタイルが素敵でしたね。
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それから裾の長いドレス。
色合いも浮つかない金や白が主体で、品格を感じました。
周囲を威圧せず、さりとて、尊敬を集めることができるドレスと髪型でした。
本当に美しかったです。
上品でしたね。
ゴンジンの作った王様の狩の衣装が好きでした。動くと素敵なシルエットになりますね。
それから王妃様が着こなした
ゴンジンの新作の数々が柔らかくて上品でよかったと思います。
男性の官服の、サイズについての考察も面白かったです。
袖が長いこと。
最初に飲みながら腕を袖から出そうとするしぐさの意味が、みていくとなるほどと分かりました。
長いと困っていますね。
衣服に関する映画らしく細かいところまで描かれておりました。
ゴンジンの登場で、ドルソクは嫉妬心に燃えていきます。
王妃様の衣服に情熱を傾けるゴンジンのデザインを真似してソイの衣装を作っています。
この衣装も素敵でした。
ただ王妃様となると、唯一の存在という感覚を表現したのでしょうね。
命を顧みず、ゴンジンは、王妃様のために美しいものを作るのでした。
愛でしょうね。
この人に来てもらいたい、そんな思いで作ったのです。
見返りは求めず、王妃様に幸せになってもらいたかった、純粋な愛情だと思いました。
なんか、ゴンジンはセンスのいいデザイナーですが、時代に受け入れられないほど先をいっていたのでしょうね。
間違いなくカリスマデザイナーで才能の塊と言えます。
生まれるのがはやすぎたのか。
いやいや王妃様とかかわることなく、市井で生きればもっと長生きしたはずです。
パク・シネさんが優雅で美しかったのが見ていてうれしかったですね。
ゴンジンが自分が亡くなるかもしれないと思っていたのか、ドルソクに、両班の衣服を残していました。
その才能をねたみながらも、反面愛していたと思いました。
ゴンジンの気持ちを思い、涙しました。
王様はこの話ではいいことはありませんが、
この後少しでも成長していただければと思いました。
王妃様は、王妃の間はきっと慈善事業に精を出されるかもと思いました。
生きがいを見つけて、そしてゴンジンの思いを忘れずに長生きしていただき、
是非王朝の権力者になっていただきたいです。
では。
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