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こんばんは、ふくろうです。今日は水野英子さんの『すてきなコーラ』でございます。

1968年に初版発行とありますから、
半世紀を超える再会ですね。

この本には
「すてきなコーラ」
「セシリア」
それにツルゲーネフ原作の「初恋」
の三作が入っています。
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コーラは貧しいお抱え運転手の娘です。
ここでふくろうは、映画「麗しのサブリナ」を思い出します。
いずれにしても、シンデレラストーリーの王道ですね。
主人公は貧しい環境にある美少女です。

コーラは初恋のジャンニイが忘れられないのですが、
諦めるためにパリに行きます。

ジャンニイは落ち着かないプレーボーイなので、
この若者の心をつかむのは大変ですね。

ですが、この恋は意外な方向に進展します。
キューピッドが射てしまった矢のせいでしょうか。
ハッピーエンドの楽しいラブストーリーです。
ふくろうもこういうお話、あこがれたものです。

「セシリア」は
当時、不思議な話だなと思っていました。
ミステリアスに思えるわけは、セシリアの成長速度です。
子供だったセシリアが超特急で妙齢の娘に成長します。

最初、セシリアは、幽霊かなと思っていました。
主人公の青年ロバート・イーガンの独白から始まる
この物語は悲しい結末を予想させますね。

最後までふくろうはこのセシリアが何者なのかと
考えながら読みました。
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セシリアは実在したと思うのですが、
ロバートとは共に人生を歩めない。
謎が膨らみましたね。

もしかしたら時空を超えてやってきていたのかなと
思ったりしました。
だって姿を消すのが早すぎます。

歴史が変わるのはご法度だとしたら、
そういった法則にしたがって引き戻されていったのかと
思いました。

ロバートはセシリアの情報を集めるのですが
多くの謎を抱えたまま別れが来てしまいます。

セシリアとの出会いがロバートの人生に富みを
もたらすきっかけになっているのですが、
セシリアには隠していることがありそうです。

彼のために急いでいる、というセシリアの言葉の
理由をふくろうは考えました。

「会えてよかった」と言い残して亡くなります。

セシリアはかぐや姫みたいだとこども心に思いました。
衝撃的なお話だったなあ。
ハッピーエンドではないけれど、
この本の中では一番好きなお話です。

読後、美しい物語だなと思いました。悲しいのだけれど、
それでも、キラキラと、ふくろうの心に残っています。

当時どういう基準で好きになったのかは覚えていませんが、
水野英子さんの絵に惹かれていたことだけは間違いないと思います。

「初恋」は幼いふくろうにはあまり興味がわきませんでした。
だって悲しくなるんですもん。

当時水野英子さんが描かれる青年が
とてもかっこよかったです。
ふくろうはそういうのにしびれておりました。
今でも色あせない名作の数々でございます。
ふくろうの心の中で今もキラキラしています。

もう、こうこういった古い本はなかなかお目にかかれません。
図書館にたまたま残っていればいいくらいです。
まだまだ読みたいあのころのコミック、探していきたいと思います。

ではまた。
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