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こんばんは、ふくろうです。
今日はサトクリフ・オリジナル3アーサー王最後の戦い』でございます。
三部作いよいよ完結です。

原題は「The Road to Camlann:The Death of King Arthur」訳は山本史郎さんです。

 

もうとてつもないたくさんの登場人物たちに出会い、半ばもうろうとしながらも、三作目を読み切りました。
この物語はタイトルにはアーサー王が出ていますが、主人公の一人として全編に描かれています。もちろんアーサーがいなければ物語は進んでいかないのですが、
やはり一番は、ランスロットですね。
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読み終わった後、なんだかすごくランスロットが愛おしい気持ちになりました。
ランスロットがキャメロンに現れてから王妃グウィネヴィアを愛し続けて、物語の終わりまで彼は自分を貫きました。

アーサーとその忌まわしい息子との関係もラストを迎えます。憎しみが最後にどうなっていくのか非常に興味がありました。

 

マーリンも少しは出てきますが、預言者として、自分のいなくなった後のことを言い残して姿を消します。
こういう人物は、生きているとか死んでいるとか、もう人間心で考えても仕方がないのかもしれません。必要とあらば蘇ってでも現れてくる気がします。
神の使い、魔法使い、いろんな呼び名で呼ばれる人たちですが、正体は謎に包まれています。

人間がその全容を知ろうとするのは無理があると思いますね。
アーサーの誕生についても、マーリンが手を貸すわけですが、善悪だけでは理解ができない部分です。

そこまでしてこのアーサーをこの世に呼ぶ理由があるんですね、と聞きたい気持ちになります。

 

様々な神話を読んでも、神様がみんな品行方正な存在だとは言えませんよね。
もはやその時点で、神様とは呼ばないのかもしれません。
善悪に厳しい神様も存在するはずですよね。

 

庶民のふくろうは、自分の基準で善悪などを判断しがちです。
この三作は全編通じて絵が目の前に浮かびます。
アーサーとモ―ドレッドの最後の戦いも、大スクリーンで視聴している感じでした。
それからなんといってもランスロットの勇敢な様々な行動も。
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人間としてのアーサーやランスロット、そしてグウィネヴィアの苦悩をそれぞれ物語に描いていますが、英雄も完璧な人間ではありえないんですね。誰にも苦労や失敗がある。

魔術に支配されての行動で、人生を狂わされるなんて、困りますよ。
この物語では魔術を使える悪人が登場します。
純粋で正直な主人公の運命を悪人が握っているんですね。

それは悲しくなりましたね。ランスロットに死が訪れたとき、やっと平安な世界に行けるのかと、ちょっぴりほっとしました。騎士たちが年を取ってその後の人生に安らかさを求めたのだろうなと、ラストでは思いました。

 

ランスロットがずっと心に残ります。描き方がとても素敵だったなあ。

では。<Sponsered Link>



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